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先発18歳、セットアッパー20歳、抑え21歳 8月生の3投手がつなぎLG3位浮上<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・ミンホ、チョン・ウヨン、コ・ウソク(左から。写真:LGツインズ)

5日の韓国KBOリーグはSKワイバーンズ-ロッテジャイアンツ(インチョン)が3回降雨ノーゲーム。

トゥサンベアーズ-サムスンライオンズ(チャムシル)は雨によるグラウンド整備のため1時間遅れの19時30分に試合開始し、途中2度、計1時間10分の降雨中断を挟んで23時52分に9回表、降雨コールドで終了しています。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース-LGツインズは、LGのドラ1高卒新人、先発のイ・ミンホ投手が6回4失点、4-4の同点でマウンドを降りると、LGは7回表にホン・チャンギ選手の2号ソロで勝ち越しに成功しました。

LGは勝利投手の権利を得たイ・ミンホ投手の後、2投手を挟んで8回裏途中から2年目のサイドスロー右腕、チョン・ウヨン投手が登板。四球1つを与えるも三振3つを奪い、8回を0点に抑えます。

LGは9回表に1点を追加し6-4に。9回裏のマウンドには4年目のクローザー、コ・ウソク投手が上がり、三者連続三振でゲームを締めて、LGが勝利しました。

今月30日に19歳になる先発のイ・ミンホ投手は3勝目、19日に21歳の誕生日を迎えるチョン・ウヨン投手は8ホールド目。そしてあす6日が22日の誕生日、先月戦線に復帰したコ・ウソク投手は3セーブ目を挙げました。

若き3投手がバトンをつないで勝利したLGは3連勝で、トゥサンと同率の3位に浮上しました。

◆「ロボット審判、試験運用開始」

4日から、2軍(フューチャーズリーグ)でストライクとボールを機械が自動判定する、「ロボット審判」が試験運用されています。

投球のトラッキングデータが、打者ごとに設定されたストライクゾーンを通過したかどうかで判定。それが機械音声で球審のイヤホンに伝えられ、球審はそれを聞いてコールします。今季、LGとNCの2軍ホーム戦、計26試合で運用される予定です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

出場機会はありませんでした。サムスンライオンズとの対戦は2-2、9回表降雨コールドゲームでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月5日(水)の結果

・トゥサン 2- 2 サムスン(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 12- 3 KT(コチョク)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:キム ミンス

・SK 中 止 ロッテ(インチョン)

 勝:

 敗:

・ハンファ 8- 5 NC(テジョン)

 勝:キム ジョンス

 敗:パク チンウ

・KIA 4- 6 LG(クァンジュ)

 勝:イ ミンホ

 敗:ホン サンサム

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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