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ロッテ、ソン・アソプの逆転弾で3連勝/ブキャナン(元ヤクルト)6回5失点で初黒星<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
韓国初先発は黒星となったブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

開幕3日目の7日も全5試合がナイトゲームで行われました。

KTウイズとロッテジャイアンツの対戦は、連敗中のKTの先発ペ・ジェソン投手がロッテ打線を6回まで1点に抑える好投。3-1、2点リードで迎えた7回表、1死後に内野安打のランナーが出たところで2番手のキム・ミンス投手にバトンタッチしました。

キム・ミンス投手に対しロッテは、2死一、二塁のチャンスを作ると、3番のソン・アソプ選手がライトへ今季第1号となる3ランホームラン。4-3と逆転に成功しました。ロッテはその後も追加点を重ねて7-3で勝利。主力の一発で開幕3連勝です。

テグではサムスンライオンズのデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)がKBOリーグ初登板初先発。NCダイノスに対し、6回97球を投げて、ソロホームランを含む被安打6、失点5で負け投手になっています。

ブキャナン投手は1、2回と簡単に三者凡退に抑えましたが、3回以降は投手有利なカウントに追い込んでから、ヒットを許すケースが続き、3回に3点、4、5回にそれぞれ1点を喫しました。サムスンは3連敗、NCは3連勝です。

◆「3連戦終了。さぁ次の遠征先へ移動」

3連戦が終わって多くのチームが次の遠征地、または本拠地へと移動します。日本では試合後、遠征先で1泊してから翌朝の移動が一般的ですが、韓国では食事をしてお風呂に入った後に、夜のうちにバスで移動します。

きょうあすのカードではインチョンからプサンに移動するSKと、クァンジュからソウルに移動するキウムが長距離移動となります。移動時間は概ね3~4時間といったところです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

9回裏に4番キム・ジェファン選手に代わってレフトの守備に入りました。守備機会はなく、トゥサンは9-3で勝利しました。トゥサンは連勝です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月7日(木)の結果

・LG 3- 9 トゥサン(チャムシル)

 勝:フレクセン

 敗:チョン チャンホン

・SK 4- 8 ハンファ(インチョン)

 勝:チャン シファン

 敗:キム ジュハン

・KT 3- 7 ロッテ(スウォン)

 勝:オ ヒョンテク

 敗:キム ミンス

・サムスン 2- 8 NC(テグ)

 勝:ク チャンモ

 敗:ブキャナン

・KIA 8- 5 キウム(クァンジュ)

 勝:ピョン シウォン

 敗:イ ヨンジュン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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