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さすがエース!キム・グァンヒョンがチームの連敗を6で止め、SK単独首位を死守<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
16勝目を挙げたキム・グァンヒョン(写真:SKワイバーンズ)

25日の韓国KBOリーグは3試合がナイトゲームで行われました。

6連敗で2位トゥサンベアーズとのゲーム差が1となったSKワイバーンズは、サムスンライオンズとの本拠地最終戦を迎えました。

SKはこの試合に敗れて、トゥサンが勝つと同率で首位に並ばれる大事な一戦。負けられないゲームにSKはエースのキム・グァンヒョン投手を先発マウンドに送りました。

「レッドデー」と銘打った試合で赤いユニフォームをまとったキム・グァンヒョン投手は、1回表、サムスンの上位打線に対し、150キロ台のストレートを連発して三者連続三振を奪いました。

その後のキム・グァンヒョン投手は速球に加えて低めへの変化球、緩急を織り交ぜた投球で9奪三振。7回103球を投げて散発の5安打、無失点ピッチングを見せました。

試合はサムスンの先発、左腕のチェ・チェフン投手も好投し、両チームの得点は4回裏、SKの4番チョン・ウィユン選手のソロホームランの1点のみ。SKが1-0で勝利し、連敗を6で止めました。

圧巻のピッチングを見せたキム・グァンヒョン投手は16勝目(6敗)を挙げています。この日、2位トゥサンも勝ったため、SKとトゥサンのゲーム差は1で変わりません。

◆「SK、必死の投手リレー」

連敗を止めたいSKは1点リードの8回表、キム・グァンヒョン投手に続く2番手のマウンドに11勝を挙げているムン・スンウォン投手を、今季初めてリリーフとして起用しました。

ムン・スンウォン投手は8回を0点に抑えると、9回はクローザーのハ・ジェフン投手が3人で締めてリーグトップの35セーブ目。SKは必死の継投で連敗を脱出しています。

以下が3試合の結果です。

◇9月25日(水)の結果

・SK 1- 0 サムスン(インチョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:チェ チェフン

・ロッテ 0- 7 トゥサン(プサン)

 勝:フランコフ

 敗:ダイクゾーン

・NC 2- 3 ハンファ(チャンウォン)

 勝:キム イファン

 敗:フリードリック

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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