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NCの4年目左腕、7回2死まで無安打投球 トゥサン相手に無失点勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回を投げ1安打無失点と好投したチェ・ソンヨン(写真:NCダイノス)

11日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャムシル球場で行われたトゥサンベアーズ対NCダイノスはNCの先発、プロ4年目22歳の左腕チェ・ソンヨン投手がトゥサン相手に完璧なピッチング。7回100球を投げて1安打無失点。トゥサン打線を7回2死までノーヒットに抑えました。

チェ・ソンヨン投手が奪った三振はわずか一つ。21個のアウトのうち14個がフライによるもので、打者のタイミングを絶妙に外す投球が光りました。チェ・ソンヨン投手は今季4勝目(1敗)です。

一方のトゥサンはここまで20勝を挙げているジョシュ・リンドブロム投手が先発し、NC打線を6回2失点に抑えましたが、味方の援護なく2敗目となっています。

トゥサンは3連敗でキウムが首位SKに勝ったため、順位は2位キウム、3位トゥサンと入れ替わりました。キウムは4連勝でSKとのゲーム差を3.5としています。

◆「KIAヤン・ヒョンジョン、3安打無四球完封で16勝目」

KIAタイガースのヤン・ヒョンジョン投手はロッテジャイアンツ戦に先発し、9回86球を投げて被安打3、無四球無失点。7つの三振を奪って16勝目を完封で飾りました。

ヤン・ヒョンジョン投手は8月4日のNC戦以来、今季2度目の完封勝利。先月は5試合に登板し3勝を挙げ、8月の防御率は0.51で月間MVPに選ばれています。

ヤン・ヒョンジョン投手が所属するKIAは現在7位でポストシーズン進出は厳しい状況ですが、11月のプレミア12に向け、韓国のエースとしての活躍に期待が高まります。

以下が全5試合の結果です。

◇9月11日(水)の結果

・トゥサン 0- 4 NC(チャムシル)

 勝:チェ ソンヨン

 敗:リンドゥブルロム(リンドブロム)

・SK 2- 4 キウム(インチョン)

 勝:ヨキッシュ

 敗:キム グァンヒョン

・ハンファ 9- 5 LG(チョンジュ)

 勝:チャド・ベル

 敗:イム チャンギュ

・サムスン 11- 8 KT(テグ)

 勝:キム デウ

 敗:キム ミンス

・ロッテ 0- 4 KIA(プサン)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:ラリー

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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