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KIAウィーランド(元DeNA)7回9K無失点で8勝目 チームを5連勝に導く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回無失点で8勝目を挙げたジョー・ウィーランド(写真:KIAタイガース)

4日の韓国KBOリーグは首都圏の3試合が雨で中止となり2試合が行われました。

ハンファ生命イーグルスパーク(テジョン)で行われたハンファイーグルス対KIAタイガースは、1-0でKIAが勝利。

KIAの先発ジョー・ウィーランド投手(元DeNA)は7回103球を投げ、散発の3安打、四球1。回をまたいでの三者連続三振を2度記録するなど、9つの三振を奪う好投を見せました。

ウィーランド投手は味方が1回表に内野ゴロの間に挙げた1点を守る無失点ピッチングで、今季8勝目(9敗)。チームは連日の先発投手の好投で5連勝です。

◆「侍・稲葉監督、視察で代表左腕をチェック」

今年11月のプレミア12、そして来年の東京オリンピックを見据えた韓国視察を行っている野球日本代表の稲葉篤紀監督は、視察2日目のこの日、インチョンSK幸福ドリーム球場に訪問。SKワイバーンズ対NCダイノス戦の観戦を予定するも、球場到着直前に雨天中止となりました。

稲葉監督は前日、テジョンでハンファ-KIA戦を視察。代表入りが予想されるKIAのヤン・ヒョンジョン投手の投球に熱い視線を送りました。

6回を投げ10個の三振を奪い、勝ち投手となったヤン・ヒョンジョン投手について稲葉監督は、「基本的にコントロールがいい投手。特に右打者へのインコース、左打者へのアウトコースにしっかり投げ切れている。角度もあるし球威も感じる。素晴らしい投手という印象」と話しました。

またヤン・ヒョンジョン投手に稲葉監督のコメントを伝えると、「マウンドを降りるまで(視察のことは)知らなかった。球界の先輩であり、実績のある方にそう言ってもらえて嬉しい」と答えました。

稲葉監督以下、井端弘和コーチ、建山義紀コーチは8日まで視察を行う予定です。

以下が2試合の結果です。

◇9月4日(水)の結果

・トゥサン 中 止 キウム(チャムシル)

 勝:

 敗:

・SK 中 止 NC(インチョン)

 勝:

 敗:

・KT 中 止 LG(スウォン)

 勝:

 敗:

・ハンファ 0- 1 KIA(テジョン)

 勝:ウィーランド

 敗:キム ジンヨン

・ロッテ 0- 8 サムスン(プサン)

 勝:ライブリー

 敗:ラリー

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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