Yahoo!ニュース

ハンファ3投手がLGを完封リレー/イ・デホ「16年ぶり」の2軍落ち<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7勝目を挙げたチャド・ベル(写真:ハンファイーグルス)

チャムシル球場で行われたLGツインズ対ハンファイーグルスは投手戦に。両チームの得点は2回表、ハンファが2本のヒットとエラーで無死満塁とした場面で、併殺打の間に三塁走者が生還した1点のみでした。

ハンファは先発のチャド・ベル投手が6回1/3を投げ2安打無失点と好投。後をつないだ2番手のイ・テヤン投手、クローザーのチョン・ウラム投手もそれぞれ1回1/3をヒット1本、0点に抑えました。

3投手の散発4安打完封リレーでハンファはLGに1-0で勝利。チャド・ベル投手は7勝目です。

◆「イ・デホ2軍落ち」

ロッテジャイアンツは4番打者イ・デホ選手の登録を抹消しました。イ・デホ選手は以前から手首の状態が良くなく、チームも最下位に低迷していることから決断に至っています。

今季のイ・デホ選手の成績は122試合に出場し、打率2割8分4厘、15本塁打、86打点。8月は打率3割2分5厘と好成績を残していますが、7月は1割7分2厘と低迷していました。

ロッテは29日にイ・デホ選手と同い年のチェ・テイン内野手も登録抹消していることから、チームの世代交代に向けた動きではないかという見方もあります。

イ・デホ選手が2軍落ちするのはシーズン後半9月の登録抹消を除くと、2003年以来、16年ぶりとのこと。NPB、メジャーリーグを経て17年に国内に復帰してからは初の降格となります。

以下が全5試合の結果です。

◇8月30日(金)の結果

・LG 0- 1 ハンファ(チャムシル)

 勝:チャド・ベル

 敗:チャ ウチャン

・キウム 5- 2 ロッテ(コチョク)

 勝:キム ドンジュン

 敗:パク セウン

・KT 1- 3 トゥサン(スウォン)

 勝:イ ヨンハ

 敗:アルカンタラ

・サムスン 0- 2 SK(テグ)

 勝:ムン スンウォン

 敗:ライブリー

・NC 2- 8 KIA(チャンウォン)

 勝:キム ギフン

 敗:イ ジェハク

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事