Yahoo!ニュース

キウム、好調の9番打者が首位の守護神からサヨナラ打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打を放ったキム・ヘソン(写真:キウムヒーローズ)

9日の韓国KBOリーグは全5試合が行われました。

コチョクスカイドームでは2位のキウムヒーローズと首位のSKワイバーンズが対戦。試合は8回裏にキウムが1点を挙げて4-4の同点として9回裏を迎えました。

SKのマウンドはリーグトップの27セーブをマークしているハ・ジェフン投手(元ヤクルト)が、8回に続いてマウンドへ。キウムはハ・ジェフン投手から1死二塁のチャンスを作ると、9番のキム・ヘソン選手が右中間へ二塁打。5-4としてサヨナラ勝ちしました

プロ3年目、昨季セカンドのレギュラーをつかんだキム・ヘソン選手は、今季はショートとセカンドで出場。7月以降は連日ヒットを重ね、8月に入っても22打数8安打と好調を維持しています。

2位キウムは劇的な勝利で、首位SKとのゲーム差を1つ縮めて7としました。

◆「次世代エースの対戦はロッテに軍配」

サムスンライオンズ対ロッテジャイアンツの対戦はロッテのプロ6年目、パク・セウン投手が先発し5回を投げて1安打1失点。

一方、新人王候補のウォン・テイン投手(サムスン)は6回途中6失点で降板し、注目の対戦はパク・セウン投手に軍配が上がりました。パク・セウン投手は今季2勝目です。

以下が全5試合の結果です。

◇8月9日(金)の結果

・トゥサン 3- 1 KT(チャムシル)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:クエバス

・キウム 5- 4 SK(コチョク)

 勝:オ ジュウォン

 敗:ハ ジェフン

・サムスン 3- 6 ロッテ(テグ)

 勝:パク セウン

 敗:ウォン テイン

・KIA 10- 4 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ハ ジュンヨン

 敗:チャン ミンジェ

・NC 2- 5 LG(チャンウォン)

 勝:コ ウソク

 敗:ウォン ジョンヒョン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事