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トゥサンの昨季最多勝右腕、約3か月ぶりの白星/サムスン、新助っ投獲得<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
約3か月ぶりの白星を挙げたセス・フランコフ(写真:トゥサンベアーズ)

8日の韓国KBOリーグは全5試合が行われました。

トゥサンベアーズ対KTウィズは7-2でトゥサンが勝利。トゥサンの先発セス・フランコフ投手が5回1失点で5月17日以来の5勝目を挙げました。

KBOリーグ1年目の昨季は18勝を記録し、最多勝を獲得したフランコフ投手でしたが、今季は右上腕二頭筋の腱炎で2度の離脱があり、白星から遠ざかっていました。

◆「サムスン、ノーノー助っ投を放出し、新戦力獲得」

サムスンライオンズはデック・マグワイア投手をウエーバー公示申請し、ベン・ライブリー投手の獲得を発表しました。

マグワイア投手は4月21日のハンファイーグルス戦でノーヒットノーランを達成するも、21試合4勝8敗、防御率5.05という成績で、今回入れ替えに至りました。

ベン・ライブリー投手はアメリカ出身の27歳右腕。メジャーでの成績は3年間で26試合4勝10敗、防御率4.80。サムスン球団によると140キロ台後半の直球とカーブとスライダーの切れに評価が高く、安定感のある投球が長所としています。

現在8位のサムスンはポストシーズン出場権を得られる5位と7ゲーム差。外国人選手は8月15日までの登録でポストシーズンの出場が可能です。サムスンは公式戦残り40試合で新助っ投と共に5位入りを目指します。

以下が全5試合の結果です。

◇8月8日(木)の結果

・トゥサン 7- 2 KT(チャムシル)

 勝:フランコフ

 敗:ペ ジェソン

・キウム 1- 6 SK(コチョク)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ブリガム

・サムスン 0- 8 ロッテ(テグ)

 勝:ソ ジュンウォン

 敗:チェ チェフン

・KIA 5- 2 ハンファ(クァンジュ)

 勝:コ ヨンチャン

 敗:イ テヤン

・NC 13- 2 LG(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:イ ウチャン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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