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NC、一発攻勢で大勝/サムスン「ライオン・キング」とコラボするも心配な敗戦<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
「ライオンキング」をまとい3ランを放ったク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)

30日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始のナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークで行われたNCダイノス対LGツインズはNCが9-1で大勝。

NCはLGの左のエース、チャ・ウチャン投手から初回に犠牲フライで1点を先制すると、4回に9番キム・ソンウク選手の2号2ランなどで3点を追加。5回には6番イ・ウソン選手に1号3ランが飛び出し、チャ・ウチャン投手から7点を奪いました。

4回に一発を放った右の外野手のキム・ソンウク選手は、今季ここまで打率1割7分5厘。右太もも裏の故障もあって一軍登録を外れていました。しかし再登録となったこの日、ホームランと二塁打。8回にはダメ押しの犠牲フライを放つなど、3打数2安打3打点の活躍を見せています。

2号2ランを放ったキム・ソンウク(写真:NCダイノス)
2号2ランを放ったキム・ソンウク(写真:NCダイノス)

◆「コラボユニフォーム」

韓国では日本でイベントユニフォームが浸透する前から、オールドユニフォームやサードユニフォームなどを着用するゲームがありました。

また朝鮮戦争開戦の月の6月は「護国報勲の月」として多くの球団でミリタリーユニフォームを身に着けています。そして日本とは少し趣きが異なり、コラボユニフォームデーを実施する球団もあります。

今回サムスンライオンズは初のコラボイベントとして、韓国で7月に公開のディズニー映画「ライオン・キング」のユニフォームを着用しました。コラボものでは過去にロッテジャイアンツがドラえもん、SKワイバーンズがピカチュウユニフォームを着て試合を行ってことがあります。

30日、上着にライオンが描かれたオレンジのユニフォームを着て、SKと対戦したサムスンは7人の投手が登板。6投手で計18本のヒットを喫し、また守備陣の乱れもあって7-14で敗戦。チームにとって心配な敗戦となりました。

以下が全5試合の結果です。

◇6月30日(日)の結果

・トゥサン 0- 4 ロッテ(チャムシル)

 勝:ラリー

 敗:イ ヨンチャン

・KT 4- 3 KIA(スウォン)

 勝:イ デウン

 敗:ハ ジュンヨン

・ハンファ 4- 6 キウム(テジョン)

 勝:キム ソンミン

 敗:パク チュホン

・サムスン 7- 14 SK(テグ)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ヘイリー

・NC 9- 1 LG(チャンウォン)

 勝:チェ ソンヨン

 敗:チャ ウチャン

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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