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ブリガム(元楽天)、カーブ生かして7回零封のエース復権投 チームは5連勝<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
7回無失点で4勝目を挙げたジェイク・ブリガム(写真:キウムヒーローズ)

19日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

コチョクスカイドームで行われたキウムヒーローズ対KTウィズは8-2でキウムが勝利。キウムは打線が15安打を放ち、5連勝です。

キウムの先発、ジェイク・ブリガム投手(元楽天)は7回98球を投げて被安打5。6つの三振を奪い、KT打線を0点に抑えました。

本来、ツーシームを主体にスライダーを低めに集める投球を見せるブリガム投手ですが、今年は春のキャンプで磨いたというカーブを有効に使っています。

この日は落差の大きいカーブでカウントを稼ぐだけではなく、決め球としても使用。初回の2死一、二塁での5番メル・ロハス選手との対戦では4球すべてカーブを投じ、空振り三振を奪いました。

◆「ブリガムの活躍が浮上につながる」

2017年の5月に途中入団し、昨年まで2年連続2けた勝利のブリガム投手。今季は右肩痛と左太もも裏の負傷で2度の登録抹消があり、ここまで4勝ですが、今後、例年通りの活躍を見せると、現在、貯金11で4位のチームは上位争いに絡んでくる可能性が増していきます。

以下が全5試合の結果です。

◇6月19日(水)の結果

・トゥサン 1- 0 NC(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ルチンスキー

・キウム 8- 2 KT(コチョク)

 勝:ブリガム

 敗:キム ミン

・ハンファ 5- 7 ロッテ(テジョン)

 勝:パク チンヒョン

 敗:パク サンウォン

・サムスン 6- 9 LG(テグ)

 勝:ウィルソン

 敗:ペク チョンヒョン

・KIA 1- 7 SK(クァンジュ)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:ウィーランド

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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