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KIA押し出しサヨナラで3連勝 サムスンはカン・ミンホの250号を勝利で飾れず<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
9回裏に同点三塁打を放ったイ・チャンジン(写真:KIAタイガース)

13日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

クァンジュKIAチャンピオンズフィールドのKIAタイガース対サムスンライオンズはKIAが1-2で1点を追う9回裏、無死一塁で6番イ・チャンジン選手が右中間へのタイムリー三塁打。2-2の同点に追いつきました。

その後KIAは死球とフォアボールで2死満塁とすると、2番キム・ジュチャン選手はストレートの四球を選び、三塁走者が還って3-2でサヨナラ勝ち。KIAはサムスンに3タテです。

この試合に先発したKIAのジョー・ウィーランド投手(元DeNA)は7回1/3を投げて、本塁打1本を含む被安打5、失点2。勝敗はつきませんでしたが、前回登板に続いて好投を見せました。ウィーランド投手の成績は14試合4勝3敗、防御率4.57です。

◆「カン・ミンホ、通算250号達成」

サムスンの正捕手カン・ミンホ選手は2回に先制の10号ソロを放ち、10年連続2けた本塁打を達成。そして史上18人目の通算250号となりました。

通算250号となる先制10号ソロを放ったカン・ミンホ(写真:サムスンライオンズ)
通算250号となる先制10号ソロを放ったカン・ミンホ(写真:サムスンライオンズ)

打てる捕手として20代前半から代表チームのマスクをかぶってきたカン・ミンホ選手は、今季で16年目の33歳。バッテリーを組む投手の多くが年下になってきましたが、明るくチームを引っ張る姿は以前と変わりません。

以下が全5試合の結果です。

◇6月13日(木)の結果

・LG 4- 3 ロッテ(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:ソン スンラク

・KT 5- 1 SK(スウォン)

 勝:キム ミン

 敗:キム グァンヒョン

・ハンファ 2- 7 トゥサン(テジョン)

 勝:イ ヨンハ

 敗:サーポルト

・KIA 3- 2 サムスン(クァンジュ)

 勝:パク チュンピョ

 敗:チェ ジグァン

・NC 3- 1 キウム(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:ブリガム

⇒ 2019年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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