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西武前監督の田辺徳雄氏、ハンファの打撃コーチに就任<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2017年のハンファ春季キャンプ時の田辺徳雄氏(写真:ストライク・ゾーン)

ハンファイーグルスは2日、2016年まで埼玉西武で監督を務めた田辺徳雄氏(52)の打撃コーチ就任を発表しました(追記:西武球団から現職の球団本部チームアドバイザーのまま派遣)。

田辺コーチは2017年にハンファと西武の人的交流の一環で、ハンファの春季キャンプとシーズン中の2度、打撃インストラクターとしてチームに合流したことがあります。

ハンファは田辺コーチについて、選手、指導者としての豊富な経験を高く評価。また一昨年、打撃インストラクターを務めたことからハンファのチーム事情を把握していることを人選の理由としています。

昨季のハンファの打撃部門は、現役時代にハンファでホームランバッターとして活躍したチャン・ジョンフンヘッドコーチ(50)が打撃コーチを兼任。しかし今季はヘッドコーチに専任することから、日本人を軸に新たな打撃コーチを模索していました。

ハンファは昨季から球団OBのハン・ヨンドク監督(53)が指揮を執り、チームは11年ぶりのポストシーズン進出となる3位の好成績を残しました。

ハンファには2010、11年に千葉ロッテでプレーしたキム・テギュン内野手(36)が在籍。また昨季限りで阪神を退団となったウィリン・ロサリオ内野手(29)が2016年から2年間所属したチームです。

2019年シーズン、KBOリーグで外国人コーチとして活動する日本人はKIA・正田耕三打撃コーチ(57)、サムスン・落合英二投手コーチ(49)、そして今季、韓国球界に復帰するLG・芹澤裕二バッテリーコーチ(50)とハンファ入りが決まった田辺コーチの4名が予定されています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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