婚活メールテクニック【プロローグ】~返事がもらえる婚活メールを書く秘訣とは?
もう15年ほど前の話ですが、私はインターネット上のサイトで婚活をしました。
映画にもなったプロバイダのサイトにプロフィールを掲載したところ・・・
カレシ募集のプロフィールに130通、結婚相手募集のプロフィールには160通のメールをいただきました。
(「こんな方法で結婚相手を探すのは間違いだ」というお説教メールもありましたが・・・)
当時、まだ「婚活」という言葉はありませんでしたが、今でいうインターネットタイプの婚活に近いのだと思います。
その中でメールが続いた10人の方とお会いしましたが、皆さん、真面目に真剣に婚活されていました。
私はメールをいただいたのべ290人の“候補者”ほぼ全員にメール返信しました。
(お説教メールにはお返事出しませんでしたが・・・^^;)
皆さんと何度かメールの往復をしているうちに、お返事が書きやすいメールと、書きにくいメールがあることに気づきました。
当時の婚活経験を振り返り、元新聞記者として文章を書いてきた経験もふまえて、婚活メールについて書いていきたいと思います。
ちなみに婚活メールですが、ここでは「ネット婚活結婚情報サービスセンターで気になる方と会うためにアプローチするメール、結婚相談所などのお見合いで会った後のメール」と仮定したいと思います。
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先に書いたとおり、短いメールでも、事実を書いていても、反応が来るメールと来ないメールがあります。
例えば、メールを送るお相手に、
「〇〇さんのお仕事は何ですか?」
と書いたとします。
Aさんは「会社員です」
Bさんは「丸の内にある会社で、営業をしています」
と返信があったとします。
AさんとBさん、お返事が書きやすいのはどちらでしょうか。
私だったら、Bさんへのお返事のほうが書きやすいですね。
「外回りですか? 今の時期(春)は営業には最高ですね」
「私の職場は大手町です。近いですね」
などなど、Bさんのほうが、話を展開させやすいと思います。
どうしてBさんのほうが話を展開させやすいかというと、情報をある程度、相手に与えているからです。
一定の情報があれば、その人との接点を探しやすくなります。
さほど関わりたくない人だったら、「会社員です」で十分なんです。
だけど、あなたが書くのは『婚活メール』。
メールを送るお相手からお返事をもらいたいわけです。
だったら、自分の情報をちょっとだけ詳しく開示してみてください。
お相手の接点になりそうなことを書いてみてください。
(最初から詳細に開示しすぎるのも、メールが長くなって相手にとって負担になる場合もあり、NGです)
私は新聞記者時代、スポーツを主に取材しましたが、プレーを書くだけでなく、そのプレーへのこだわりや、選手の背景にある人間ドラマを探すことを心がけていました。
人が人を知るとき、情報が多いほど、共感する部分が多く、感情移入してもらいやすいからです。
メールも記事も同じです。
書く内容や書き方次第で、相手(読者)との距離って近くも遠くもなるんです。
次回は婚活メールテクニック【内容編】を書きたいと思います。