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婚活メールテクニック【プロローグ】~返事がもらえる婚活メールを書く秘訣とは?

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
お返事がもらえる婚活メールを書くための秘訣とは?

もう15年ほど前の話ですが、私はインターネット上のサイトで婚活をしました。

映画にもなったプロバイダのサイトにプロフィールを掲載したところ・・・

カレシ募集のプロフィールに130通、結婚相手募集のプロフィールには160通のメールをいただきました。

(「こんな方法で結婚相手を探すのは間違いだ」というお説教メールもありましたが・・・)

当時、まだ「婚活」という言葉はありませんでしたが、今でいうインターネットタイプの婚活に近いのだと思います。

その中でメールが続いた10人の方とお会いしましたが、皆さん、真面目に真剣に婚活されていました。

私はメールをいただいたのべ290人の“候補者”ほぼ全員にメール返信しました。

(お説教メールにはお返事出しませんでしたが・・・^^;)

皆さんと何度かメールの往復をしているうちに、お返事が書きやすいメールと、書きにくいメールがあることに気づきました。

当時の婚活経験を振り返り、元新聞記者として文章を書いてきた経験もふまえて、婚活メールについて書いていきたいと思います。

ちなみに婚活メールですが、ここでは「ネット婚活結婚情報サービスセンターで気になる方と会うためにアプローチするメール、結婚相談所などのお見合いで会った後のメール」と仮定したいと思います。

◆◆◆

先に書いたとおり、短いメールでも、事実を書いていても、反応が来るメールと来ないメールがあります。

例えば、メールを送るお相手に、

「〇〇さんのお仕事は何ですか?」

と書いたとします。

Aさんは「会社員です」

Bさんは「丸の内にある会社で、営業をしています」

と返信があったとします。

AさんとBさん、お返事が書きやすいのはどちらでしょうか。

私だったら、Bさんへのお返事のほうが書きやすいですね。

「外回りですか? 今の時期(春)は営業には最高ですね」

「私の職場は大手町です。近いですね」

などなど、Bさんのほうが、話を展開させやすいと思います。

どうしてBさんのほうが話を展開させやすいかというと、情報をある程度、相手に与えているからです。

一定の情報があれば、その人との接点を探しやすくなります。

さほど関わりたくない人だったら、「会社員です」で十分なんです。

だけど、あなたが書くのは『婚活メール』。

メールを送るお相手からお返事をもらいたいわけです。

だったら、自分の情報をちょっとだけ詳しく開示してみてください。

お相手の接点になりそうなことを書いてみてください。

(最初から詳細に開示しすぎるのも、メールが長くなって相手にとって負担になる場合もあり、NGです)

私は新聞記者時代、スポーツを主に取材しましたが、プレーを書くだけでなく、そのプレーへのこだわりや、選手の背景にある人間ドラマを探すことを心がけていました。

人が人を知るとき、情報が多いほど、共感する部分が多く、感情移入してもらいやすいからです。

メールも記事も同じです。

書く内容や書き方次第で、相手(読者)との距離って近くも遠くもなるんです。

次回は婚活メールテクニック【内容編】を書きたいと思います。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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