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お見合いするためにはスタジオ写真を!と仲人がすすめる、今ドキ事情を含む3つの理由

村上れ以子成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者
お見合いするためにスタジオ写真が“有利”な今ドキ事情を含む3つの理由

結婚相談所でデータベースに会員さんを登録する際、釣書(プロフィール)に載せる写真を用意していただきます。

1~2枚の写真を掲載することが多いようです。

女性の場合、今ドキのお見合い写真は、かつてのお見合いとは違い、和服で撮影することは、ほぼ必要ありません。

なので、婚活女性の中には、スタジオで写真を撮影されず、スナップ写真を使われる方がいらっしゃいます。

彼女たちの“考え方”はこうです。

「実物より綺麗で、会ったときにガッカリされるのが嫌なんです」

「ちょっと値段が高いです、スナップ写真で十分です」

確かに、スタジオ写真は実物の“何割か増し”。多かれ少なかれ、実物との違いが出てきます。

実際にお見合いで会ったとき、不快な顔をなさる男性は、ほぼいませんが、0とも言えません。

(修業時代も含めて2年ちょっと立ち合いをしてきた中で、不快な顔をなさった男性が1人いらっしゃいました)

値段に関しては、1万円程度で撮影できるスタジオもありますし、スタジオによってはカリスマアーティストによるヘアセット、メイク、撮影を合わせて4万円ほどかかるコースもあります。

お見合い写真をコースメニューに入れるスタジオ写真館も増えてきたとはいえ、まだまだ、決して安くはありません。

それに、実際にはスナップ写真でも人気がある女性はいらっしゃいます。

では、なぜ私はスタジオ写真をすすめるのでしょうか。

それは、仲人としての経験から、結婚相談所でお見合いをするなら、ほぼ100%、スナップ写真よりスタジオ写真のほうが有利だと実感しているからなんです。

【理由1】写真は印象がわかる唯一のものだから

字ばかりのプロフィールで、最初に目が行くのが、やはり写真。

そしてプロフィールで唯一、その人の雰囲気を何となく感じ取れると思わせるのが、写真です。

・明るそう

・優しそう

など、男性に好印象を与えられる写真だと、お見合いのお申込みも多く、女性から申し込んだ場合でも受諾してもらう確率は高いです。

【理由2】オーディションと同じ、選ばれるための“他者との競争”だから

結婚希望者が登録するデータベースには、多くの婚活女性の写真が掲載されます。

その中で、半数以上の女性がスタジオ写真です。

(男性は女性ほど多くはありません)

お見合い用に考え抜かれたポーズや自然な笑顔で撮影した多くの結婚希望者の写真の中で、男性に選んでもらわなければ、お見合いのお申込みをしていただくことはできません。

スナップ写真で太刀打ちできるか? 太刀打ちできるだけのスナップ写真でしたら問題ありませんが・・・。

【理由3】今ドキの事情

(これ、実は大きな理由ですが、ここまで考えてスタジオ写真を推奨している仲人は多くないと思います)

最近、自宅のパソコンの大きな画面でプロフィール検索する男性ばかりでなく、スマートフォンなどの小さな画面で検索される方が増えてきました。

小さい画面では、検索画面の写真も拡大しなければ小さいです。

背景が暗い中で写っていたら、どんなにいい笑顔でも、「暗い写真」としか見てもらえず、拡大してもらいにくいです。

プロフィールも見てもらえないかもしれません。

全身写真もあまり好ましくはないですね。表情が見えにくいんです。

これからは

・背景が明るい

・上半身の写真

まさにスタジオ写真のような写真が必要になってきます。

スマートフォンなどの小さな画面で見やすいことも考えて、写真を選ぶ必要があります。

もし今・・・

もし、あなたが今、背景が暗いスナップ写真や、全身写真で結婚相談所に登録しているのなら、できるだけ早く写真を変えてみてはいかがでしょう。

女性だけではなく、男性もそうです。

効果は保証できませんが、婚活が活性化する可能性はありますよ。

会員さんで、証明写真からスタジオ写真に変えたり、スタジオ写真からお見合い写真の実績があるスタジオでの写真に変えて、コンスタントにお見合いしている会員さんは多くいらっしゃいます。

ちなみに、証明写真を撮影するような“箱型”のカメラより、カメラマンさんが手持ちで声をかけながら撮影してくれるスタイルを選んだほうが、自然な笑顔が作れるようです。

成婚率東日本トップの仲人士(結婚相談所運営) 元新聞記者

キャリア5年で成婚数、成婚率とも東日本1位仲人士に。17年間のスポーツ担当記者時代に取材した国内外トップスポーツ選手・コーチの必勝ノウハウを婚活にいかし、難しいといわれる30代・40代・50代の中高年と親の婚活で、通常の8倍の割合で会員を成婚に導く。慶應義塾大法学部政治学科卒業。既婚、二児の母で、趣味は子どものスポーツ応援。

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