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ライヴのチケットの転売は何が問題なのか? チケット不正転売禁止法やリセールから考える

宗像明将音楽評論家
(写真:イメージマート)

2023年8月に開催された福山雅治の日本武道館公演で、チケットの転売・購入が確認されたと公式サイトでアナウンスが行われた。当該チケットに関しては入場を断ったほか、チケット転売仲介サイトで転売や購入をした場合、ファンクラブから強制退会にするという。

福山雅治オフィシャルサイト - 【重要】チケット転売に関してのご報告

コロナ禍では、アーティストのコロナ感染で急遽ライヴが延期や中止になる場合もある。そして、ファンの側も同様の理由で、楽しみにしていたライヴに足を運べなくなることもある。そんなときに、自身が苦労の末に手に入れたチケットを無駄にせず、他のファンに譲りたいと考える人もいるだろう。

コロナ禍を経て、チケットのやり取りはどう変化しているのかを見ていこう。

「チケット不正転売禁止法」が2019年に施行

定価でチケットを譲渡できるシステム「リセール」が拡大

浜崎あゆみも「リセール」を導入へ

USJのチケットを転売できないことなどをめぐり、消費者団体が裁判を起こした事例も

チケット不正転売禁止法によりすでに逮捕者も出ており、不正な転売チケットを購入するのは避けるべきだろう。

とはいえ、ファンから「ファンクラブに入っているのにチケットが当たらないのはおかしい」「もっと大きな会場にしてほしい」「もっと開催日程を増やしてほしい」という声が出てくるのは当然だろう。

チケット不正転売禁止法施行後は、多くのファンがチケットを適正に入手できるようにすべく、音楽業界にもさらなる努力が求められている。

【この記事は、Yahoo!ニュース エキスパート オーサー編集部とオーサーが共同で企画したキュレーション記事です。キュレーション記事は、ひとつのテーマに関連する複数の記事をオーサーが選び、まとめたものです】

音楽評論家

1972年、神奈川県生まれ。「MUSIC MAGAZINE」「レコード・コレクターズ」などで、はっぴいえんど以降の日本のロックやポップス、ビーチ・ボーイズの流れをくむ欧米のロックやポップス、ワールドミュージックや民俗音楽について執筆する音楽評論家。著書に『大森靖子ライブクロニクル』(2024年)、『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(2023年)、『渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする』(2016年)。稲葉浩志氏の著書『シアン』(2023年)では、15時間の取材による10万字インタビューを担当。

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