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ハイプレス・ハイリターン?レアル・マドリーの変化を読む。

森田泰史スポーツライター
中盤で躍動するカマヴィンガ(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)

「これが歩むべき道だ」

レアル・マドリーを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、マンチェスター・シティとの試合をドローで終えて、そのように語った。イタリア人指揮官の目には、昨シーズンからの変化が間違いなく映っていた。

競り合うクロースとハーランド
競り合うクロースとハーランド写真:ムツ・カワモリ/アフロ

今季のチャンピオンズリーグ準々決勝で、マドリーはシティと対戦。マドリーの本拠地サンティアゴ・ベルナベウにおけるファーストレグは3−3の引き分けという結果になった。

マドリーは昨季、チャンピオンズリーグ準決勝でシティと対戦している。敵地エティハドでのセカンドレグでは、0−4と大敗。過去35年で、ミラン戦(0−5/1989年4月19日)に次ぐ、欧州の舞台での屈辱の敗戦だった。

何かを変えなければいけない。アンチェロッティ監督はそう思ったはずだ。

■高いインテンシティとプレス

昨季の「0−4」を紐解くと、興味深い事実が浮かび上がる。

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スポーツライター

執筆業、通訳、解説。東京生まれ。スペイン在住歴10年。2007年に21歳で単身で渡西して、バルセロナを拠点に現地のフットボールを堪能。2011年から執筆業を開始すると同時に活動場所をスペイン北部に移す。2018年に完全帰国。日本有数のラ・リーガ分析と解説に定評。過去・現在の投稿媒体/出演メディアは『DAZN』『U-NEXT』『WOWOW』『J SPORTS』『エルゴラッソ』『Goal.com』『ワールドサッカーキング』『サッカー批評』『フットボリスタ』『J-WAVE』『Foot! MARTES』等。2020年ラ・リーガのセミナー司会。

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