トルコ有名リゾート地の空港に現れた竜巻 飛行機損傷、けが人も

トルコ・アンタルヤ県のターコイズ海岸(写真:アフロ)

26日(土)トルコ南西部のアンタルヤ空港に竜巻が出現し、オヌール航空のA-321型機と、コレンドン航空のB-737型機の2機が損傷する事故が起きました。さらに複数のバスが横転、警察ヘリにも被害が出たもようです。

この竜巻により、バスの中で搭乗待ちをしていた12人が負傷したと伝えられています。

当時トルコ南部には低気圧が停滞しており、アンタルヤ県(※)では4日間で5個の竜巻が報告されていました。24日(木)に中心街で発生した竜巻では、13歳の少女を含む2人が死亡、また数百軒の家屋に被害が発生しました。

※アンタルヤ県は地中海に面し、年間300日は晴れるともいわれる場所で、古代建築や遺跡などもある世界的に有名な観光地です。別名「トルコのリビエラ」とも呼ばれています。

竜巻による航空機墜落事故

ところで過去にはヨーロッパで、竜巻が飛行中の機体を直撃し、大事故につながったことがあります。

1981年10月6日、NLMシティホッパー431便はオランダ・ロッテルダム空港を飛び立った8分後に竜巻に遭遇、機体は右翼を失い墜落しました。その結果、乗務員4名を含む全17名が死亡する大惨事となったのです。

さらに残念なことに、地上からこの墜落事故を見ていた消防隊員が心臓発作により命を落としています。

(↑1981年の事故現場の様子)

ヨーロッパと竜巻

ヨーロッパでは、年間170個の竜巻(水上竜巻を除く)が発生するといわれています。世界一の竜巻大国はアメリカで、その発生数は年間1,200個にも及びますが、単位面積あたりの発生数を見ると、意外にもオランダが世界一とされているのです。