夢見るホワイトクリスマス 一体どれくらいの確率で起こるのか

(写真:アフロ)

「アイアム ドリーミング オブ ア ホワイトクリスマス♪」

1942年に発売されたビング・クロスビーの「ホワイトクリスマス」は、全世界で5,000万枚も売り上げるほどの大ヒットを飛ばし、シングル盤の売り上げとして世界最高とまで言われています。

この曲に限らず、人々は「ホワイトクリスマス」に特別な憧れを抱き、普段はとかく迷惑に思われる雪もこの時期ばかりは例外と心待ちにするのです。

ホワイトクリスマスの定義

そもそも「ホワイトクリスマス」に定義はあるのでしょうか。

アメリカにはきちんとした定義があって、アメリカ海洋大気庁(NOAA)は「12月25日朝に2.5センチ(1インチ)以上の雪が積もっていること」としています。その上で

雪の発現確率 (出典元: NOAA)
雪の発現確率 (出典元: NOAA)

ホームページ上に「ホワイトクリスマスの発現確率(1981-2010年)」を掲載しています。

それによると、ミネソタ州、ウィスコンシン州、メイン州等といった北部やロッキー山脈などの山地ではかなりの高い確率でホワイトクリスマスになり、コロラド州アスペンなどにいたっては100%の確率でホワイトクリスマスになるそうです。

一方イギリス気象局(Met Office)は「25日に雪が降っていること」と定義しています。アメリカと異なり、積もらなくても降っていればいいわけですが、同国とも25日のクリスマスの日に雪というのが基準のようです。

日本におけるホワイトクリスマスの発現確率

日本の気象庁はホワイトクリスマスの定義を発表していないので、勝手にイギリス式に「25日に雪が降っていること」とした場合、日本各地ではどれくらいの確率で起こるものなのでしょうか。

気象庁の気象データを参考に筆者作成
気象庁の気象データを参考に筆者作成

1961年から2017年までの雪の統計を調べてみると、札幌では88%、仙台では40%、金沢44%、東京4%、名古屋12%、大阪9%、松山9%、そして福岡では18%の確率で25日に雪が降っていることが分かりました。

なおこの期間中では、千葉市、宮崎市、那覇市では雪は降らず、東京も2回チラチラと降った程度でした。

今年の予想

では今年のクリスマスはどうでしょうか。

今年も例年通り、北海道や東北の一部、また山沿いの地域等で雪が降るものの、その他の場所では雪のない「グリーンクリスマス」となりそうです。

雪があってもなくても、皆様にとって素敵なクリスマスとなりますように。