(2019/03/05 15時 グラフと図の間違いを直しました。申し訳ありません)

楽天モバイルが3月3日に料金プラン「UN-LIMIT(アンリミット)」を発表しました。名前は「使い放題」ですが、楽天基地局のサービスエリアのみが使い放題。エリア外のKDDI接続では2GBに限られるのが悩ましいところです。

プランはたった1つ「UN-LIMIT」だが「限定された使い放題」

楽天モバイルの料金プランは「UN-LIMIT(アンリミット)」という名前で、プランはこの1つのみ。価格は2980円(税別、以下同じ)です。料金プランがたった1つでわかりやすいこと、そして使い放題であることは大きなメリット。他社にはない魅力で、思い切った料金プランを出してきました。

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ただし大きな問題点が1つあります。「エリア」によって料金が異なるのです。

2980円なのでは楽天のサービスエリアのみ。楽天の基地局によるカバーは、現時点では東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都といった一部の都市部のみ。ここだけなら使い放題です。

しかしサービスエリア外は1ヶ月で2GBと限定されてしまうのです。

au接続では2GBまで。超えたら低速128kbps・追加は1GB500円

サービスエリア外ではパートナーであるKDDI(au)の回線を使います。

こちらは使い放題ではなく、2GB/1ヶ月まで。2GBではサイトを見るだけでもすぐに使い切ってしまいそうです。

2GBを超えた場合、低速の128kbpsに落ちます。データ容量を追加することは可能ですが、1GBあたり500円かかってしまいます。

他社プランと比較:確かに安いが2GB限定がつらい

他社プランと比較してみます。まずは7GBまでの小・中容量プランが下のグラフです。

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赤が楽天で、1GBまではドコモ・auと同等、2GBまでなら最安値です。

2GBを超えた場合は点線です。楽天エリア内であれば使い放題で安くなるのですが、エリア外では2GBオーバーは低速になるので比較にならないからです。

では2GBを超えて、KDDI接続で追加料金を払うとどうなるでしょうか。

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追加500円を払っていった場合でも他社よりは安くなります。しかし現実問題としてその度に追加料金を払うのは面倒です。ここがネックとなります。

結論としては確かに楽天「UN-LIMIT」は安いのです。しかし2GBの壁があるのが難点です。

大容量プランも念のために比較

大容量プランも比較図を作ってみました。

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楽天は当然ながら安いのですが、これは事実上の東京・大阪・京都エリア限定。楽天基地局のエリアしか有効ではありません。

自分の生活範囲が楽天エリアであるとハッキリわかっている人はいいでしょうが、それ以外の地域では「現時点」では使う意味がありません。

結論としては「都市部限定使い放題」で、それ以外のエリアは待つしかないということです。

問題は「どちらに繋がるか常時表示されない」「楽天のみにすることもNG」

楽天の記者向けオンラインレクチャーでは、以下のように社長が答えています。

「現時点ではどこに接続しているか表示はない。4/8のサービス開始後にアプリでわかるようにする(楽天モバイル・山田社長)」

「『使い放題の楽天基地局だけに接続する』といったオプションはない(楽天モバイル・山田社長)」

接続先によって料金が変わるのに、アプリを立ち上げないとどちらに接続しているかわからないのです。

これはとても不便。いちいちアプリで確認するの面倒です。

また「楽天だけに接続することはできないのか?」という質問に対しても、ハッキリとないと断言していました。

使い放題の楽天だけに接続できるオプションがあればいいと思うのですが、それはできないとのことです。

300万人は1年間無料。ただしKDDI接続の追加料金は必要に

300万人限定で1年間無料で使えるキャンペーンが行われますから、興味のある人はぜひ申し込んでテストしてみましょう。

ただし楽天基地局のない地域では2GBのみ。それを超えた場合は超低速の128kbpsか、追加料金500円/1GBがかかります。

正直に言って今回の楽天料金は「期待ハズレ」というのが正直なところです。接続エリアによって料金が変わる上に、それがわかりにくいからです。楽天のサービスエリアが全国カバーするのは2021年3月とのことですから、それを待ってから考えた方がいいのかもしれません。