最強年越し寒波 車の立ち往生に警戒
24日、気象庁が30日からの寒波襲来に対し、注意、警戒を呼びかけました。こんなに早い段階で、注意喚起をするのは異例のことです。これは何を意味するのか?強い寒波が襲来し、災害級の大雪、暴風、高波のおそれがあるためです。
以下、気象庁の報道発表資料の抜粋です。
とにかく今回の寒波は強いです。数年に一度のレベルで前回より強い見込みです。
車の立ち往生に警戒
今回は西日本の日本海側にも平地で大雪をもたらす寒気が流れ込む予想で、山陰はもちろん、九州や瀬戸内側でも積もるおそれがあります。交通機関への影響が大きくなりそうですが、特に、大雪による車の立ち往生に警戒が必要です。
前回12月14日から21日の寒波のときは、関越道で約1000台の車の立ち往生か起きました。ドライバーは恐怖を感じ、生きるか死ぬかの思いをしたという人もいるなど、現場の状況は逼迫していたことがわかります。
一酸化炭素中毒と車内の気温低下に注意
前回の関越道の立ち往生のときは、ガソリンを使わないために、車のエンジンを一時的に切った車もあったようですが、車内の温度はみるみるうちに低下。JAFによると外の気温が氷点下10度のとき、エアコン無しでは2時間で車内の温度は20度も低下するそうです。
また、一酸化炭素中毒にならないよう、マフラーの周りを定期的に払う必要があります。ちなみに少し窓を開けて換気をしても十分ではなく、車内の一酸化炭素濃度は上昇するそうです。いつ復旧するかわからない状況に、ドライバーの不安ははかりしれません。
定期的にマフラーの除雪をする場合は、寝ることもできないので、体力の低下、トイレ、食料不足も心配されます。年末年始は不要不急の外出は控え、こまめに気象情報をチェックするよう心がけてください。
参考 JAFのHP
朝日新聞