U-20女子ワールドカップから帰国したU-20日本女子代表。

FW籾木結花と乗松瑠華(キャプテン)の帰国後のコメントから大会を振り返る。

パプアニューギニアから、帰国の途についたヤングなでしこ。U-20女子ワールドカップ総括(1)(2)

【選手コメント(帰国後)】

FW 籾木結花(帰国後)

ーー3位決定戦は、どのような意気込みで臨まれていたのでしょうか?

このチームでみんなとプレーできるのが最後と考えると寂しい思いがありました。この2年半いろんなことをやってきましたけれど、みんなで力を全部出し切れれば絶対に勝てると思っていたので、個人としてもこの試合に全てをぶつける気持ちで臨みました。

ーー前日練習で乗松選手がけがをして出られない状況で、キャプテンマークをつけて臨んだことについてはいかがですか?

一番悔しいのは(乗松)瑠華さんだったと思いますが、それでも、ケガをした次の日には選手と一緒に笑いあったり、冗談を言い合ったり、いつも通りの瑠華さんでした。キャプテンとしてチームのために頑張ってくれているんだなと思いましたし、他の選手は、瑠華さんの分まで戦わなければいけないと思っていたので、銅メダルという形で恩返しができて良かったです。

ーーフィジカルが強い国々との戦いでしたけれども、ご自身の6試合を振り返って、成長の手応えを感じた部分はどのようなところでしょうか?

自分が得意としている駆け引きのところで、相手のディフェンスラインと中盤の間でうまくボールを受けられる場面が多かったので、その部分では手応えを感じています。そこから相手のディフェンスの背後を狙うところや、そこからのシュートは課題です。日本が出られなかった決勝戦を見て、やはり自分たちが世界一になるポテンシャルだったり、フィジカルが足りないのかなと感じました。

ーーあらためて2年半を振り返って、どのようなチームでしたか?

本当にチームの仲が良くて、オンとオフの切り替えもはっきり出来ていましたし、練習ではお互いを高め合ってきました。これでこのチームは終わってしまいますが、今後なでしこジャパンを目指していく上でも良き仲間であり、ライバルになると思います。

ーー今後への意気込みをお聞かせください。

世界一を争う戦いに今回、初めて主力として試合に出て体感できたことで、感じるものもすごく大きかったですし、やはり自分には足りないものがたくさんあると感じました。ここを1からのスタートとして、19年のフランスワールドカップや20年の東京オリンピックに向けて、精一杯努力していきたいと思います。

DF 乗松瑠華(キャプテン/帰国後)

ーー最後の試合の前に練習で残念ながら負傷されてしまいました。その時の心境をお聞かせいただけますか?

メダルをかけた大切な試合が翌日に控えている中、少なからずチームに迷惑をかけてしまったので、本当に申し訳ないなという気持ちが一番でした。

ーー最後のアメリカ戦は、どのような思いでベンチから試合をご覧になっていたのですか?

このチームは誰が出ても同じようなサッカーが表現できるということが強みだと思っていたので、みんなのことを信じて、自分がピッチに入って試合をしているつもりで、いつも通りに声を出していました。

ーー試合の前には、チームにどのようなことを伝えたのですか?

メダルをかけた戦いだし、みんなのことを信じているから、と。あとは、このチームで迎える最後のゲームになるので、とにかく勝って、笑って終えようと伝えました。

ーーワールドカップでの6試合を通じて、チームにどのような成長が見られましたか?

一番成長したと思うのは、スペイン戦を経験してからです。相手が前からプレスをかけてくる中で、その重圧を感じすぎてしまって、自分たちのサッカーができなかったのが残念でした。スペイン戦以降は、あまりハイプレスでくるような相手ではなかったんですけれど、相手が前から来ても、自分たちがしっかりいいアングルをとって、日本らしいサッカーができていたのではないかと思います。

ーーこの銅メダルは、乗松選手にとってどのような意味がありますか?

世界で3位ということで、日本の皆さんから「胸を張って帰ってきてください」という言葉をかけていただきました。ただ、私たちは世界一を目指してきたので、実際に決勝戦を見ていて本当に悔しかったですし、自分は3位決定戦のピッチにも立てなくて、(対戦相手の)アメリカの国歌を聞いている時も本当に悔しかったです。この銅メダルを見て、もっと強くなっていくんだという気持ちを忘れずに、日々、生活していきたいです。

ーー次の目標であるなでしこジャパンや、ワールドカップ、オリンピックへの想いを聞かせてください。

いつもうまくなりたいと思ってプレーしているつもりでしたけれど、今回負けたことで、「もっと上手くなりたい」とか、「もっと強くなりたい」という気持ちが今までで一番大きくなりました。毎日、それぐらい強い気持ちでやれば、もっと上手くなれると思います。早くなでしこジャパンに入って、レギュラーに定着して、絶対に世界一を獲りたいと思います。