11月13日から12月3日にかけてパプアニューギニアで行われるFIFAU-20女子ワールドカップに出場するメンバー21人が、10月24日に発表された。

選ばれた21人のうち、ここではDF登録の6選手を紹介したい。

(1)GK編(3)MF編(4)FW編

(2)DF編

乗松瑠華
乗松瑠華

5 乗松 瑠華 ノリマツ ルカ(浦和レッズレディース)

10代前半から各年代の代表チームでプレーし、飛び級で上の年代に招集されることも多かった乗松は、2014年のアジアカップで、なでしこジャパンに初選出された。この年代では最も早くA代表入りしており、国際経験も豊富だ。レッズレディースでは今季、公式戦全試合に出場。U-20代表では守備の要として、日本のディフェンスラインをコントロールし、技術的にも精神的にもリーダーの資質を備えている。守備では対人に強く、攻撃ではキック力と高い技術を生かしたピンポイントのロングフィードで難局を打破することができる。「このチームは、誰が出ても日本らしい、いいサッカーができると思います。」(乗松) たしかな自信とともに、自身初の世界一を目指す。

羽座妃粋
羽座妃粋

13 羽座 妃粋 ハザ ヒスイ(日体大FIELDS横浜)

恵まれた体格を生かし、対人の強さと予測力が光るセンターバック。ケガの影響もあり、10月中旬のU-20静岡合宿で約1年ぶりにU-20合宿に招集されたが、能力の高さを改めて示し、メンバー入りを果たした。日ノ本学園高校時代は主将としてインターハイと高校女子選手権の2冠を達成。2014年にはU-23日本女子代表としてラ・マンガ国際大会に出場し、同年9月に行われたアジア競技大会では、大学チームから唯一、なでしこジャパンに選出されるなど、若い頃から将来を期待されてきた。所属の日体大では不動のCBとして、壁を築く。

清水梨紗
清水梨紗

2 清水 梨紗 シミズ リサ(日テレ・ベレーザ)※ケガのため不参加(11月1日、JFA発表)

細身の身体には、爆発的なスピードとスタミナが秘められている。小学生の頃はFWだったが、ベレーザの下部組織であるメニーナ時代にその能力を買われてサイドバックに転向。90分間、底知れぬスタミナでピッチサイドを何度も駆け上がり、正確なクロスでチャンスを演出する。ここぞという場面ではゴール前まで上がり、一連の攻撃をシュートで終わらせる積極性も見せる。なでしこリーグ1部には2014年からコンスタントに出場し、今季はベレーザのリーグ戦2連覇にも貢献。守備でのボール奪取回数も増えてきた。「身体が華奢(きゃしゃ)なのは自分のウィークポイント」(清水)と話し、その分、球際で人一倍強くいくこと、一発で奪えなくても粘り強くいく守備を意識しているという。

守屋都弥
守屋都弥

16 守屋 都弥 モリヤ ミヤビ(INAC神戸レオネッサ)

身体能力が高く、豊富な運動量を武器にダイナミックな攻撃参加を見せるサイドバック。メンタル面の弱さが課題だったが、リーグ戦で出場機会を得るようになった今年の8月以降は「自分の何が通用するのか知ることができて、強みが分かってきた」(守屋)と、自信をつけ、安定したパフォーマンスを発揮できるようになった。8月のドイツ遠征では、U-20ドイツ代表との対戦で籾木の決勝ゴールをアシスト。リーグ戦でもチームの6連勝に貢献するなど好調を維持し、メンバー入りを勝ち取った。課題でもあるパスやトラップの「質」を高め、自身初となる国際舞台で輝くことができるか、期待がかかる。

北川ひかる
北川ひかる

3 北川 ひかる キタガワ ヒカル(浦和レッズレディース)

屈強な相手にも臆することなく、球際で強さを見せるファイター。相手への寄せの速さでピンチの芽を摘み、接触も厭(いと)わない闘志溢れるプレーで守備に安定感をもたらす。164cmの高さを生かし、空中戦にも強い。サイドバックを主戦場とするが、JFAアカデミー時代はFWとして得点王にも輝くなど、高い攻撃センスも持ち合わせており、スピードに乗ったドリブル突破からのクロスと左足のミドルシュートは迫力満点。今季、公式戦25試合に出場し、5得点を挙げている。「(ワールドカップに向けて)フィジカル面はもっとバチバチやっていかなければいけない」と、球際の対応への意識をさらに高めてプレーしている。

市瀬菜々
市瀬菜々

4 市瀬 菜々 イチセ ナナ(ベガルタ仙台レディース)

CBを組む乗松とともに、日本の的確なラインコントロールを操る守備の砦。優勝した2014年のU-17ワールドカップでは、21人中、ただ1人全試合にフル出場した。鋭い読みと状況に合わせた細かいポジショニングで、スピードのある海外のFWにも仕事をさせない。攻撃的ボランチでプレーしていた高校時代の経験を生かし、広い視野とフィードで攻撃の起点にもなれる。今季はなでしこリーグ1部のルーキーイヤーを飾り、6節以降は主力として先発に定着。怪我が少なく、プレーが安定しているのも特徴で、カップ戦もフル出場で上位進出に貢献した。周囲を和ませるムードメーカーでもある。

(3)MF編(4)FW編に続く