ゴールデンウィーク最終日までの予報が出そろいました。今年のゴールデンウィークは、高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温の高い傾向が続きそうです。

GW前半は晴れ続く、後半は雨も

　28日（土）～30日（月・振替休日）は、大きな高気圧に覆われて、全国的に晴れる日が多くなります。

　春は天気の変化が早く、高気圧が足早に通り過ぎることもあるのですが、今年は季節が前に進んでいて、すでに初夏の天気パターンになりつつあります。初夏の高気圧は東西に長く連なるうえ、動きが遅くなるため、一度覆われると晴天が長持ちしやすいのが特徴です。

　5月2日（水）～4日（金・みどりの日）は低気圧や前線がやってきますが、雨はずっと降り続くわけではなく、この三日間のうち一日～一日半程度となりそうです。連休終盤の5日～6日は再び高気圧に覆われて、晴れます。

昼間は汗ばむ陽気の日が多い

　この時季、晴れる日が続くと、日差しによって地面や大気が暖められて、気温は上がりやすくなります。この連休中、晴れる日は気温が上がり、関東以西では25℃前後の初夏の陽気となる日が多くなりそうです。

　晴れる日は、朝晩と昼間の気温差が大きくなる傾向があります。連休中は、時間によって服の脱ぎ着が必要になるような気温変化となりそうです。

ずっと高温は続かず

　今年の4月は気温の高い傾向が続いています。東京では、25℃以上の夏日がすでに5日あり、4月として過去最多の6日を上回る見通しです。

　ちなみに、東京で4月に夏日が多かった2017年（4日）、1998年（6日）、1983年（4日）は、いずれも夏に低温や大雨、日照不足の期間があった年です。

　さすがに夏は先すぎますが、大気は高温が続くと、そのうち低温に振れて、バランスをとろうとするものです。今年も連休後、初夏～盛夏のどこかで、季節外れの低温になることも考えておく必要がありそうです。