きょう27日午前、九州北部・南部、中国、四国の梅雨入りが気象庁から発表されました。平年より4日～11日早い梅雨入りです。

梅雨前線は北上していて、その他の各地も近々、梅雨入りする可能性があります。

分かりやすい季節の変わり目

先週まで沖縄付近にあった梅雨前線が、本州付近まで北上しています。梅雨前線はじわじわと順に北上するわけではなく、階段を2段抜かしするかのように、急に北へ飛びます。そのタイミングが、季節の変わり目。きょうの発表は、妥当だったと思います。

近畿から関東甲信にかけても梅雨入り間近

梅雨入りは、地方間で整合をとります。当然、似た気象条件になると、他の地方も梅雨入りすることが多くなります。

今週は引き続き、梅雨前線が本州付近に停滞。近畿から関東甲信にかけても、梅雨入りする可能性は十分にあります。

31日（金）から1日（土）頃や、来週なかばに数日は晴れ間が出るので、それを考慮して、発表を待つことも考えられますが、来週後半になるとまた曇りや雨が続きます。発表の有無にかかわらず、気圧配置は「雨季」の形です。

今年の梅雨はメリハリ型か

今年は平年より早く、梅雨入りする地方が多くなりそうですが、早く梅雨入りしても、早く梅雨明けするとは限りません。むしろ、早く入りすぎた地方は、梅雨の晴れ間が広がって、間延びする傾向があります。

一方、ひと足早く梅雨に入った沖縄では、梅雨入り早々、大雨となりました。今年の梅雨前線は前半から活発です。

大雨を降らせながらも、晴れ間も広がる。今年の梅雨はメリハリ型になる気配が出てきています。