ノート(104) 検察側が示した弁護人の意見書と証明予定事実で気になったこと

(ペイレスイメージズ/アフロ)

~整理編(14)

勾留61日目(続)

【弁護人の意見書】

 検察側から開示された甲号証のうち異色だったのが、厚労省元担当係長の弁護人による最高検あての意見書だった。

 元係長は内容虚偽の証明書を作成した実行犯だったが、既に無罪判決が確定していた元担当課長よりも公判の進行が遅く、当時、まだ大阪地裁で審理が続いていた。

 意見書の内容は、おおむね次のようなものだった。

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前田恒彦

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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

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1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

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