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AirPods Studioの差別化機能になるかもしれないアップルの発明が特許化

栗原潔弁理士 知財コンサルタント 金沢工業大学客員教授
出典:米国特許10,721,550号公報

当初は「うどん」といった批判もあったが劇的な成功を収めた、アップルのワイヤレス・イヤホンAir Podsですが、今年後半にもファミリー製品としてオーバーヘッド型ヘッドフォンAirPods Studioが市場に投入されるという噂があります(参考記事)。

ワイヤレスのオーバーヘッド型ヘッドフォン製品はもはや珍しくも何ともないので、アップルならではの様々な付加価値機能が提供されるものと思います。上記参考記事でも、耳の左右を自動判別、頭にかけているか首にかけているかを自動判別、モジュール型設計によりイヤーパッドなどを自在に交換可能等が予測されています。

そのようなアップルならではの付加機能の一つとなる可能性がある特許がつい最近に登録されています(公開ではなく登録(権利化)です)。特許番号は、10,721,550号、発明の名称は” Detection of headphone rotation”、登録日は2020年7月21日です。

発明のポイントは、上記予測記事にもあるように、ヘッドフォンのヘッドバンドが頭にかけられている状態か(タイトル画像のように)首にかけられている状態かを自動判別して、それによりタッチセンサーの挙動を変えるというものです。

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弁理士 知財コンサルタント 金沢工業大学客員教授

日本IBM ガートナージャパンを経て2005年より現職、弁理士業務と知財/先進ITのコンサルティング業務に従事 『ライフサイクル・イノベーション』等ビジネス系書籍の翻訳経験多数 スタートアップ企業や個人発明家の方を中心にIT関連特許・商標登録出願のご相談に対応しています お仕事のお問い合わせ・ご依頼は http://www.techvisor.jp/blog/contact または info[at]techvisor.jp から 【お知らせ】YouTube「弁理士栗原潔の知財情報チャンネル」で知財の入門情報発信中です

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