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もし、おねえちゃんやおにいちゃんがいつもとちがうならおかあさん、おとうさんにつたえてね

工藤啓認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長
保護者より、きょうだいの方が何かを察知できるかもしれない。(写真:アフロ)

たのしいおやすみがおわると、すこしだけほいくえんやようちえんにいきたくないときがあるよね。

それはしょうがくせいやちゅうがくせいもおなじなんだ。ちょっとだけ「いきたくないなあ」と思うこともある。

でも、みんながっこうはいかないといけないばしょ、とかんがえてしまっていて、なかなかおかあさん、おとうさんにいえないもんなんだ。

「いきなさい!」っておこられるのもいやだし、「なんで?」ってきかえても、うまくことたえられないこともあるからね。

でも、いつもいっしょにあそんでいるきみなら、「あれっ、ちょっといつもとちがうな」ということにきがつくかもしれない。

いつもだったらけんかになるけどならないとか、かしてくれないおもちゃをかしてくれるとか、あんまりおはなししなかったり。

もしかしたら、ほんのちょっとだけきみのおにいちゃんやおねえちゃんは、こころがいたいのかもしれない。

それはだれにでもあるふつうのことで、おかあさんやおとうさんにそうだんすればなおっちゃうものかもしれない。

でも、おかあさんやおとうさんにいえないと、どんどんこころがいたくなってしまうものなんだ。

そこで、きみのちからがひつようなんだ。

ほんのすこしだけでも、おねえちゃん、おにいちゃんがいつもとちがうなとおもったら、おかあさんやおとうさんにそれをつたえてほしい。

きっとしばらくやすんだたら、いつものおねえちゃん、おにいちゃんにもどるから。

それができるのは、おとうとであり、いもうとであるきみだけかもしれない。

よろしくたのむよ。

認定特定非営利活動法人育て上げネット 理事長

1977年、東京都生まれ。成城大学中退後、渡米。Bellevue Community Colleage卒業。「すべての若者が社会的所属を獲得し、働くと働き続けるを実現できる社会」を目指し、2004年NPO法人育て上げネット設立、現在に至る。内閣府、厚労省、文科省など委員歴任。著書に『NPOで働く』(東洋経済新報社)、『大卒だって無職になる』(エンターブレイン)、『若年無業者白書-その実態と社会経済構造分析』(バリューブックス)『無業社会-働くことができない若者たちの未来』(朝日新書)など。

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