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日銀決定会合の総評&副作用配慮を評価etc=政策ロジックの破たんは続く

窪園博俊時事通信社 解説委員
市場機能に配慮して長期金利の上昇を容認した黒田総裁。(写真:ロイター/アフロ)

(第412号・2018年8月6日発行)

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_/_/ 目次 _/_/

・トピックス………………… 「日銀決定会合の総評」

              「副作用配慮を評価」

              「雑記」

・ポイント…………………… 「政策ロジックの破たんは続く」

■ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

<日銀決定会合の総評>

 日銀が先週の金融政策決定会合で、「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定した。「強力」というワードが二つも入り、あたかも追加緩和が決定されたかのような声明文のタイトルだが、現状維持の下で長期金利の上昇を容認する措置だ。おおむね予想した決定内容となった。

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時事通信社 解説委員

1989年入社、外国経済部、ロンドン特派員、経済部などを経て現職。1997年から日銀記者クラブに所属して金融政策や市場動向、金融経済の動きを取材しています。金融政策、市場動向の背景などをなるべくわかりやすく解説していきます。言うまでもなく、こちらで書く内容は個人的な見解に基づくものです。よろしくお願いします。

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