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“良好”な米雇用統計だが…&『ヤバい』講演etc=金融庁はなぜ思いつめるのか

窪園博俊時事通信社 解説委員
ガダルカナルの戦いも典型的な負け戦で、敗北を転進と言い換えたのは日銀と似ている。(写真:Shutterstock/アフロ)

(第408号・2018年7月9日発行)

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_/_/ 目次 _/_/

・トピックス………………… 「“良好”な米雇用統計だが…」

              「『ヤバい』講演」

              「雑記」

・ポイント…………………… 「金融庁はなぜ思いつめるのか」

■ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

<米雇用統計の“改善”>

 6月の米雇用統計は、非農業部門就業者数の増加幅が21万3千人と市場予想19万人前後)を大きく上回った。失業率の“良い上昇”も考慮すると、“良好”な雇用統計だったと言えよう。もっとも、平均時給は前月比0.2%の伸びにとどまり、インフレ圧力の弱さを改めて印象付けた。

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時事通信社 解説委員

1989年入社、外国経済部、ロンドン特派員、経済部などを経て現職。1997年から日銀記者クラブに所属して金融政策や市場動向、金融経済の動きを取材しています。金融政策、市場動向の背景などをなるべくわかりやすく解説していきます。言うまでもなく、こちらで書く内容は個人的な見解に基づくものです。よろしくお願いします。

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