「鷹さん鳩さんによる日銀の新たな政策解説」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2018年8月6日

(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

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鷹「7月31日に日銀が決定した新たな政策については」

鳩「少しわかりづらいものとなっているので、我々が解説してみたい」

鷹「今回のタイトルは、強力な金融緩和継続のための枠組み強化」

鳩「あくまで今回の政策は緩和強化にある」

鷹「それはどうかな、内容は副作用の軽減化ではないのか」

鳩「いやいや、そのためのフォワードガイダンスを導入するし」

鷹「緩和を続けるとの意志の現れだが、なぜ消費増税が出てくるのかな」

鳩「それは前回見てわかるように消費増税が景気物価に悪影響を及ぼすからだろう」

鷹「物価にそれほど影響あったかなあ、むしろ政府に今度こそは消費増税しろと」

鳩「イールドカーブ・コントロールについて、内容はこれまでと同じ」

鷹「金利は経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動、と付け足されているけど」

鳩「0.1%だろうが0.2%であろうが、ゼロ%程度に変わりない」

鷹「ここは債券市場の機能回復を目的としたものと言えるのではなかろうか」

鳩「長期国債以外の資産の買入れについても変わらず」

鷹「市場の状況に応じて、買入れ額は上下に変動しうるものとする、とあるけど」

鳩「まあそれぐらいの融通は効かせないとな」

鷹「マイナス金利が適用される政策金利残高については」

鳩「長短金利操作の実現に支障がない範囲で、現在の水準から減少させる」

鷹「現在の水準の平均して10兆円程度から5兆円程度にするそうだ」

鳩「短期金利の誘導目標はマイナス0.1%から変わってないので問題なし」

鷹「この措置は短期金利を多少なり引き上げるようにも思えるが」

鳩「そして、ETFの銘柄別の買入れ額を見直して」

鷹「TOPIXに連動するETFの買入れ額を拡大する」

鳩「購入する銘柄が偏るのを防ぐことが目的で量を減らすのが目的ではないぞ」

鷹「それはどうかな、状況に応じて減らせる仕組みにしたようにも思えるが」

鳩「そもそも今回の政策は、あくまで強力な金融緩和継続のための政策である」

鷹「枠組み強化とうたってはいるけど、内容をみると枠組み柔軟化のようにも」

鳩「様々な不確実性を考慮して、現在の政策を維持していくのが目的だ」

鷹「そもそも今回の修正は、債券市場の機能が低下してしまったことが大きな要因」

鳩「しかし、長期金利を引き上げることが目的ではないぞ」

鷹「どうだろう、0.1%から0.2%に許容範囲を引き上げたようにも見えるが」

鳩「そのあたりは誤差範疇で政策の効果には影響なし」

鷹「そもそも今回の長短金利操作付き量的質的緩和政策(改ニ)で効果出るのか」

鳩「物価上昇のモメンタムに変化はない」

鷹「コアコアCPIみると、モメンタムを感じないのだが」

鳩「それでも雇用は改善して、景気拡大は続いている」

鷹「世界経済の回復による影響が大きく、異次元緩和はどこまで効いているのやら」

鳩「この大胆な緩和策がなければ、景気はもっとひどい状態に陥っていた可能性も」

鷹「なにもしなくても日本の景気は回復していたと思うし、副作用が拡大するだけ」

鳩「どうやら話が噛み合わないようだ」

鷹「その噛み合わなさが、今回の政策修正をわかりづらくさせている」

鳩「結局、解説になっているようでなっていない気がする」

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