東北南部で梅雨明け 宮城県もあす~あさっては2019年の暑さのピークか
きょう7月30日(火)仙台管区気象台から東北南部の梅雨明けが発表されました。平年より5日遅い梅雨明けです。今年は梅雨らしい梅雨だっただけに夏の日差しを待ち遠しく感じていた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ梅雨が明けたということは、単に晴れるだけでなく厳しい暑さもやってくるということを意味します。今週は2019年で最も暑い1週間になるかもしれません。
本州付近を覆う夏の高気圧
今朝9時の天気図を見ると、梅雨前線は今や朝鮮半島の付け根付近まで北上していて、それだけ夏の高気圧の力が強まっていることを意味します。
きょう東北北部や宮城県の県北には気圧の谷の雲がかかりましたが、あすはこの気圧の谷も抜ける予想です。あす日中は真夏の日差しが容赦なく照り付けることでしょう。その日差しに加えて、あすは風も暑さの要因になります。
暑さをもたらす西風
通常、夏の宮城県は東からの海風が吹くため、他の東北各県に比べて極端な猛暑になることは少ないのですが、あすは正反対の西風が吹きます。
今、太平洋高気圧の中心は日本の東の海上にあります。高気圧の周りは時計回りに風が吹くため、東北地方にはこの太平洋高気圧からグルッと回り込むように西寄りの風が吹く見込みです。
この西風が奥羽山脈を越えて吹き降りる時に気温の上がるフェーン現象も加わるため、あすの宮城県は猛烈な暑さになる予想です。
あす~あさっては仙台でも35℃以上の猛暑日になる予想で、2019年の宮城県の暑さのピークになるかもしれません。
さらにその後も当たり前のように最高気温30℃以上の真夏日が続く見込みです。
水分・塩分を意識してとる、昼間は日傘や帽子で日射しを遮る、無理せず適切に冷房を使うなどして、熱中症にならないよう十分ご注意ください。