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金正恩が強制帰国させた「女子高生」の不安な運命 #専門家のまとめ

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト
集団亡命した北朝鮮レストラン従業員たち(民族通信)

北朝鮮が大使館など在外公館の撤収を進めている。近年、外交官の亡命が続いているのは金正恩総書記にとっては頭の痛い問題だ。北朝鮮は従来、亡命を防ぐため家族のひとりを人質にとってきたが、そうではないケースもある。子どもを連れて海外生活を送る外交官には、帰国を選択できない理由もあるのだ。

▼韓国に亡命した駐イタリア北朝鮮大使代理の娘は北朝鮮に強制帰国させられた。彼女の置かれた状況は予断を許さない。

▼スペイン、香港、アフリカなど12の大使館を閉鎖するという。

▼帰国後の処罰を恐れ、集団亡命する北朝鮮レストラン従業員もいる。

▼北朝鮮外務省は「変化した国際環境と国家の外交政策に従い、撤収や新設の事業を進めている」とする報道官談話を発表している。

デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)『北朝鮮ポップスの世界』(共著)(花伝社)など。YouTube「高英起チャンネル」でも独自情報を発信中。

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