16年ぶりの快挙! 穂積絵莉&二宮真琴が、ローランギャロス(全仏テニス)女子ダブルスでベスト4進出!

ローランギャロス女子ダブルスで初のベスト4入りをした二宮(左)と穂積(右)(写真/神 仁司)
ローランギャロス女子ダブルスで初のベスト4入りをした二宮(左)と穂積(右)(写真/神 仁司)

 テニス4大メジャーであるグランドスラムの第2戦・ローランギャロス(全仏テニス)女子ダブルス準々決勝で、穂積絵莉/二宮真琴組が、第1シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)/ティメア・バボス(ハンガリー)組を7-6(4)、6-3で破って、ローランギャロス初のベスト4に進出した。グランドスラムでは2人とも2度目のベスト4となる。

 そして、ローランギャロスでの日本女子ペアのベスト4は、2002年大会の杉山愛/藤原里華組以来16年ぶりの快挙となった。

 準々決勝では、第1セット第1ゲームで、いきなりバボスのサービスをブレークした穂積/二宮組だったが、第2ゲームでは40-15からブレークバックを許す。

「2人とも試合前から緊張してて、たぶん立ち上がり硬かった。ファーストゲームをブレークしていいスタートかなと思ったんですけど……」(穂積)

 ダウンザラインへのロブを使って、お互い陣形に揺さぶりをかけてミスを引き出そうとするポイントが多い中、二宮は俊敏性を活かして、前衛からタイミングのいいポーチを要所で決めた。特に第1セット日本ペアの4-5、第10ゲームの穂積のサービスゲームでは、相手に3回のセットポイントを握られるピンチが続いたが、二宮が素早い反応のボレーを決めて切り抜けた。

「Iフォーメーションとか、自分達から仕掛ける展開を増やしていったら、だんだん自信をもってポーチに出られるようになった」(二宮)

 第1セットでは、第9ゲームでも第1シードペアに1回セットポイントがあったので、日本ペアは合計4回のセットポイントをしのいでみせた。

「(相手の)セットポイントが4回あったのは覚えていないんですけど、覚えていないくらい最初から最後まで集中してできていた」(穂積)

 お互いツーブレークで第1セットはタイブレークに突入したが、Iフォーメーションを効果的に使ってリードを奪い、初めてつかんだセットポイントでは、Iフォーメーションから二宮がバックボレーを決めてセットを先取した。

「1セット目を取れたのが結構大きくて、相手も第2セットの立ち上がりではあまり元気がなかった。私たちが取れたことによっていい流れができ、相手にもダメージが大きかったのかなと思います」(二宮)

「ファーストセットが取れて、自分達の流れを引き寄せることができたのが大きかった」(穂積)

 第2セット第8ゲームでは、ムラデノビッチがフォアボレーを2本連続でミスして、日本ペアがブレークに成功し、このリードを活かして日本ペアが、見事第1シードのペアを破ってみせた。

 24歳の穂積と二宮が、日本人ペアとして成し遂げたことに、日本テニス界にとっては大きな意味がある。さらに、日本人にとっては厳しいといわれるレッドクレーで結果を残せたことも大きい。

 ベスト4に残った中で、ノーシードで勝ち上がったのは穂積/二宮組だけだが、準決勝では、第8シードのハオチン・チャン(台湾)/ザオシュアン・ヤン(中国)組と対戦する。

 二宮は、昨年のウインブルドン女子ダブルス準決勝で、お互いパートナーが違うが、チャンと対戦し、あと一歩のところまでいきながら決勝進出を阻まれた苦い経験があるため、“打倒ハオチン”とリベンジを誓った。

 第1シードのムラデノビッチ/バボス組は、今年のオーストラリアンオープンの優勝ペアであり、グランドスラムチャンピオンに勝ったことによって、穂積と二宮はさらに自信を深め、初の決勝進出、そして、グランドスラムでの初優勝に思いをはせる。

「(第1シードで)さすがだなと思う部分もあったんですけど、自分達が押している部分もあったので、自分達でも優勝できる可能性はあるなと感じました」(穂積)

「やっぱり自分達にもグランドスラムを取れるチャンスがあるんだなと、今日勝ったことで、より明確になりました」(二宮)

 日本女子ペアによる史上初のローランギャロス優勝まで、あと2勝だ。