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大谷翔平、今季33号で21試合16本塁打のアメリカン・リーグ新記録を達成!

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
今季33号本塁打を放ったエンゼルスの大谷翔平(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、7月9日に敵地で行われたシアトル・マリナーズ戦で、今季33号となるソロ本塁打を放った。

 大谷はここ21試合で16本のホームランを放っているが、同一シーズンでの21試合16本塁打以上はナショナル・リーグでは6人の打者が達成しているが、アメリカン・リーグの打者では初の快挙。これまでのアメリカン・リーグ記録は、ネルソン・クルーズ(2019年、ツインズ)、マット・オルソン(2017年、アスレチックス)、アルバート・ベル(1998年、ホワイトソックス)、ハンク・グリーンバーグ(1946年、タイガース)、ハル・トラスキー(1937年、インディアンズ)の5選手が打った15本塁打だった。

同一シーズンに21試合で15本塁打以上を放ったスラッガー

1位:サミー・ソーサ(カブス) 20本塁打 1998年

2位タイ:バリー・ボンズ(ジャイアンツ) 17本塁打 2001年

2位タイ:マーク・マグワイア(カージナルス) 17本塁打 1999年

4位タイ:大谷翔平(エンゼルス) 16本塁打 2021年

4位タイ:カイル・シュワーバー(ナショナルズ) 16本塁打 2021年

4位タイ:J.D.・マルチネス(ダイヤモンドバックス) 16本塁打 2017年

4位タイ:ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ) 16本塁打 2017年

8位タイ:ネルソン・クルーズ(ツインズ) 15本塁打 2019年

8位タイ:マット・オルソン(アスレチックス) 15本塁打 2017年

8位タイ:トロイ・トゥロウィツキー(ロッキーズ) 15本塁打 2010年

8位タイ:ハビー・ロペス(ブレーブス) 15本塁打 2003年

8位タイ:ショーン・グリーン(ドジャース) 15本塁打 2002年

8位タイ:サミー・ソーサ(カブス) 15本塁打 2001年

8位タイ:アルバート・ベル(ホワイトソックス) 15本塁打 1998年

8位タイ:マーク・マグワイア(カージナルス) 15本塁打 1998年

8位タイ:ラルフ・カイナー(パイレーツ) 15本塁打 1949年

8位タイ:ハンク・グリーンバーグ(タイガース) 15本塁打 1946年

8位タイ:ハル・トラスキー(インディアンズ) 15本塁打 1937年

(太字は現役選手、チーム名は記録達成当時のもの。データ提供:Stathead)

 大谷は球宴までの前半戦はマリナーズとの残り2試合。

 同一シーズン23試合での最多本塁打は98年にソーサが放った21本塁打。さすがに2試合で5本塁打は今の大谷でも厳しそうだが、歴代2位となるボンズが01年に記録した18本塁打は射程範囲内。

 10日(日本時間11日)にマリナーズの先発を務めるクリス・フレクセンとの通算対戦成績は2打数1安打1本塁打で、11日(日本時間12日)のマリナーズの先発投手は未定。

 今季はマリナーズ戦で打率.143ながら、ホームランは3本放っており、試合が行わるTモバイル・パークでは、通算4本塁打を放っている。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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