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NFLの二刀流スーパースターJJ・ワットが「大谷が野球界で成し遂げていることはヤバい」とべた褒め

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
大谷翔平を称賛するツイートを発信したJJ・ワット(撮影:三尾圭)

 NFLを代表する現役スーパースターのJJ・ワットが、「多くの人たちが大谷翔平を話題にしているが、まだまだ十分ではない。彼が野球界で成し遂げていることはヤバ過ぎる」とツイートした。

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷は、5月17日(日本時間18日)の試合でメジャートップとなる今季13号ホームランを放ったが、ワットはその直後に大谷の凄さを呟いた。

 今オフに10年間プレーしたヒューストン・テキサンズからアリゾナ・カージナルスへ移籍したワットは、身体能力モンスターが集まるNFLの中でも屈指のパワーとスピードを兼ね備えるアスリート。3人兄弟全員が現役選手としてNFLでプレーしている。

 ウィスコンシン州出身のワットは、子供の頃にはアメリカンフットボールの他にアイスホッケーもプレーして、カナダやドイツへ遠征に行くほど真剣に取り組んでいた。

 高校ではアメフト、バスケットボール、野球、陸上の4スポーツを掛け持ち。陸上では砲丸投でウィスコンシン州の高校チャンピオンにも輝いた。

 NFLに入る前の身体能力測定では、身長197センチ、体重132キロの巨体ながら、40ヤード(約36.5メートル)を4.84秒で走り、垂直跳びは94センチ、立ち幅跳びが305センチ、102キロのベンチプレスを34回連続で上げるというフィジカル・モンスターぶりをみせた。

 NFLに入ってからも最初の5シーズンで3度も最優秀守備選手に選ばれる無双っぷりで、リーグを代表するスーパースターの座を手にした。専門性の高いNFLでは、守備もしくは攻撃だけに専念するが、大学時代にタイトエンドとしてもプレーしたワットは、NFLでもタイトエンドとして起用されることもあり、2014年には1シーズンで3度もタッチダウン・パスを捕ったこともある。

 そんな超大物選手が、大谷の活躍に言及したことに対して日本のNFLファンも素早く反応。

  • JJ・ワットが大谷にコメントしている。大谷が凄いことはわかっていても、彼ほどのアスリートがこういうコメントするの見ると、改めてその凄さを実感してしまう。
  • KD(NBAのスーパースター、ケビン・デュラント)に続きワットまでもが。 他競技、しかも将来殿堂入りクラスの大物が言及してるって心底ヤバいな。いやヤバい。
  • なんと次はNFLのスタープレイヤー、JJワット選手が大谷選手についてツイート。ワット選手も大谷翔平選手の活躍に驚きを隠せないようです
  • アメフトのトップ選手が大谷のこと話してると、改めてアメリカですごい評価されてるんやなと感じる
  • NFLの超一流スターさん、「大谷はもっと騒がれるべき」と気付いてしまう
  • あのJJ Wattまで…………すげえ
  • ワットが信じる大谷を信じろ
  • JJwattが大谷について言及。なんかわからんけど嬉しいやん。
  • スゲー!! NFLのスーパースターがオオタニサンを賞賛してる!!
  • 嬉しいですねー 私も異常だと思います
  • ワットが大谷さんに唖然としている……NFL選手でも驚愕する大谷さんってヤバすぎる……
  • これめっちゃ嬉しいな
  • おいおいおいおい我らがワットさんが大谷のこと絶賛してる!!!最高すぎるだろ
  • アリゾナのDE・J.J.ワットもMLB・LAエンジェルズの大谷翔平に唖然。フットボールやっていたら。。。
  • NFLに1番近い日本人
  • これは、俺も二刀流やりたい。またタイトエンドでタッチダウン取りたいってことでしょ?

 などとワットの呟きをリツイートする形で、改めて大谷の凄さを認識する声が相次いだ。

メジャートップとなる13号本塁打を放って、チームメイトから迎えられるエンゼルスの大谷翔平
メジャートップとなる13号本塁打を放って、チームメイトから迎えられるエンゼルスの大谷翔平写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 2019年にマイク・トラウトが12年総額4億3000万ドル(約479億円)でエンゼルスと契約延長した際には、「おい、テキサンズ。トラウトと俺はなんとなく似ているので、俺にも4億3000万ドルの契約を保証するのはどうだ?」と発言したことのあるワット。

 大谷がこのままの活躍を続ければ、来オフの契約期間終了をまたずに、1億ドル超えの大型延長契約もありえるが、そのときにはワットはどんな反応を見せるのだろうか?

 ちなみにワットは、2014年シーズン開幕前にテキサンズと6年1億ドルの延長契約を結び、NFLではクオーターバック以外の選手で最も高給取りの選手だった。

スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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