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【米大学バスケ】エンゼルス大谷もゴンザガ大・八村の試合を観戦に訪れる

三尾圭スポーツフォトジャーナリスト
ゴンザガ大バスケの試合を観戦に訪れたエンゼルスの大谷翔平(三尾圭撮影)

 マーチ・マッドネス(3月の狂気)と呼ばれるバスケットボール男子の全米選手権。この時期はメジャーリーグよりも、NBAよりも注目を集めて、ニュースでもトップで報じられることが多い。

 ファイナル・フォー(準決勝と決勝戦)はNFLのスタジアムで行われ、8万人近いファンが観戦に訪れる。

 日本のスポーツ界では高校野球の『甲子園』がファイナル・フォーに近い存在で、スポーツの枠を超えて、アメリカ人の生活の中に根ざしている。

エンゼルスの本拠地があるアナハイムで行われた男子バスケットボール大学選手権、エリート・エイトの試合は八村塁のゴンザガ大学がテキサス工科大学と戦った(三尾圭撮影)
エンゼルスの本拠地があるアナハイムで行われた男子バスケットボール大学選手権、エリート・エイトの試合は八村塁のゴンザガ大学がテキサス工科大学と戦った(三尾圭撮影)

 日本のバスケットボール界に新風を巻き起こすニュースター、八村塁のゴンザガ大学は、大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスの本拠地であるアナハイムにあるホンダ・センターで、ファイナル・フォー出場を賭けた試合を行ったが、その試合を大谷が観戦に訪れた。

関連記事:【米大学バスケ】ゴンザガ大の八村、エリート8で惜敗して号泣

 昨年10月に右肘を手術した大谷は、5月のメジャー復帰を目指して、オークランドで開幕シリーズを戦うエンゼルスには帯同せずに、アナハイムでリハビリに励んでいる。

 エンゼル・スタジアムとホンダ・センターは道を挟んだ向かい側にあるが、大谷が八村の試合を観戦に訪れた。

 残念ながらゴンザガ大学は敗れて、八村が目標に掲げたファイナル・フォー出場の夢は叶わなかったが、両軍最多の22得点を記録した八村の活躍と、最後まで白熱した試合を大谷は楽しんだ様子だった。

 24歳の大谷と21歳の八村。平成が終わるこの時期に、新しい時代に日本のスポーツ界を背負っていく2人のスーパースターが同じ場所にいた。

 スポーツは違うが、2人がアメリカの地で活躍して、お互いに刺激を与え合っていけば、日本のスポーツ界の未来はとても明るい。

テキサス工科大学戦でシュートを放つゴンザガ大学の八村塁(三尾圭撮影)
テキサス工科大学戦でシュートを放つゴンザガ大学の八村塁(三尾圭撮影)
スポーツフォトジャーナリスト

東京都港区六本木出身。写真家と記者の二刀流として、オリンピック、NFLスーパーボウル、NFLプロボウル、NBAファイナル、NBAオールスター、MLBワールドシリーズ、MLBオールスター、NHLスタンリーカップ・ファイナル、NHLオールスター、WBC決勝戦、UFC、ストライクフォース、WWEレッスルマニア、全米オープンゴルフ、全米競泳などを取材。全米中を飛び回り、MLBは全30球団本拠地制覇、NBAは29球団、NFLも24球団の本拠地を訪れた。Sportsshooter、全米野球写真家協会、全米バスケットボール記者協会、全米スポーツメディア協会会員、米国大手写真通信社契約フォトグラファー。

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