Yahoo!ニュース

大谷翔平の熱狂の陰でダルビッシュ有が韓国人ファンのカフェにサプライズ登場!1時間滞在で何を話した?

金明昱スポーツライター
韓国入りしたダルビッシュ有(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 日本のみならず、いま韓国でも大谷翔平の来韓ニュースが騒がしい。大谷の仁川空港到着後の様子がネットニュースの上位を独占するなか、その陰である日本人メジャーリーガーの行動が韓国で話題になっている。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有だ。15日に自身のXを更新し、「ソウルに来たのでずっと応援してくださっているKwangjyaさんのカフェに行ってきました!アイスカフェラテが本当に美味しかったです!いつもありがとうございます」と投稿した。

 “Kwangjyaさんのカフェ”とは、店主のイ・グァンヒ氏が経営するソウル市内にあるお店。そこに15日に韓国に早朝に到着したダルビッシュが、お昼ごろにサプライズで店を訪れたというのだ。

ダルビッシュからグローブをプレゼントされた過去

「スポーツ韓国」によるとイ氏は10年前からダルビッシュ有の大ファンで、過去に2度、応援のためメジャーリーグを観戦。さらに「過去にはダルビッシュからグローブをプレゼントされたこともある。これは当時、ダルビッシュがグローブのサイズが合わず、使わないでおこうとしたところ、SNSを通してイ氏が直接、ダルビッシュにこのグローブをくださいと伝えた。すると本人から『あなたにプレゼントしますよ』とメッセージが届き、ユニフォームとグローブが送られてきたという。さらにはこの日、お店にも訪れ、彼に忘れられない思い出をプレゼントした」と伝えている。

 ダルビッシュの突然の訪問に驚いたイ氏は自身のXに日本語で「私の夢が叶いました!ダルビッシュ選手がカフェにいらっしゃってくださいました。まだ夢みたいです。どうもありがとうございます!!!」と書き込み、笑顔の2ショット写真も掲載した。

社交辞令のあいさつと思いきや…

 MBCの取材にイ氏はダルビッシュとのこんなエピソードを明かしていた。

「カフェをオープンしたまだ日が浅いので、お店の仕事に集中しなければならず、試合を見にいくためにはお店を休む必要があるので、『今回、ダルビッシュ有選手がソウルに来るので、もし大丈夫であれば一度、お店に招待したいです』と映像をネット上にアップしたんです。そしたら返事がその2日後に来たんです。『ソウルでお会いできればいいですね!』と。もちろん、ただの社交辞令的なあいさつかもしれないとも思ったのですが、普段から彼の言葉を聞いている私からすれば、そんな性格ではないような気もしていました。なので本当に来るかもしれないとも思っていました」

 すると本当にダルビッシュが来たことに、驚いたイ氏は「信じられない瞬間でした。笑顔でお店に入ってきて、わ、わ、わとなって心臓がドキドキして、言葉が出てこなかったです」と興奮気味に語っていた。

ダルビッシュにスライダーの投げ方を聞く

 注文したカフェラテを飲みながら、ダルビッシュが「1時間も滞在した」という事実にも驚かされるが、どんな会話をしたのだろうか。

「なぜ、ダルビッシュ選手のことをそんなに好きになったのかと通訳の方が聞いてきたんです。それで、投げるスライダーが本当にかっこよくて好きになったこと、彼の話す言葉や行動がかっこよくて好きになったと伝えました」(イ氏)

 社会人野球もしているというイ氏は「スライダーはどう投げたらいいのか教えてくださいと話したら、ボールのどこをどうつかむのかとか、感覚の話などについて聞きました(笑)。本当に夢のような時間でした」と笑っていた。

 こうした行動でまた多くの韓国の野球ファンを虜にしたダルビッシュ。大谷への注目度が高いのはもちろんだが、韓国にも熱狂的な“ダルビッシュファン”がいることも知っておいていいだろう。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

金明昱の最近の記事