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原英莉花がすべて語った手術、失格、優勝「もう過ぎたことですから」

金明昱スポーツライター
原英莉花が昨年の出来事と今季に懸ける思いをすべて打ち明けた(写真・倉増崇史)

「今はまだ1番ホールのバンカーくらい。結構、難しくて、気は抜けないよってところにいます」

 人生を18ホールに例えたら、どこにいるか――。原英莉花にそう質問すると、こんな答えが返ってきた。プロゴルファー7年目の2024年、その清々しい表情からは心機一転、新たに気持ちを切り替えているようにも見えたが、その言葉の意味は、痛いほどよく分かる。それくらい昨年は様々な出来事があった。

 腰痛を治すために踏み切ったヘルニア摘出手術、米女子ツアー予選会でスコア誤記による失格、失意のなかでも勝ち取った日本女子オープンでの優勝、ここで根掘り葉掘り聞くこともない過去の話だが、プロ野球選手との交際報道も飛び交った。とにかくいい事も悪いことも一気に降りかかった1年だった。何かあるたびに周囲が騒がしいのは、人気選手のバロメーターでもあるが、目の前に壁が立ちはだかったときこそ、持ち前の明るさで喧騒を吹き飛ばしてきたと思う。

これまでメディアに深い話をしたことがないという原が今回、単独インタビューに応じてくれた。女子ツアーを牽引する“黄金世代”の1人でもある彼女に昨年の出来事を改めて振り返ってもらい、今季に懸ける思いについて聞いた。

「取材はあまり好きじゃない」

――これまで取材を個別で受けられたことがほとんどないようですが、今回、応じてくれたことには正直、驚いています。

実は過去の振り返りってすごく苦手で、一番嫌なんです。話が薄っぺらくなるかもしれなくて…。取材もあまり好きじゃないです(笑)。

――正直でいいと思います。ただ、このあとのインタビューがやりにくくなります(笑)

そこは気にしないでください(笑)。私、すごく記憶が薄っぺらくて、昔のことをあまり覚えてないんです。試合後の記者さんとのやり取りも過去のことを色々と聞かれることが多いのですが、今のことに集中しちゃうと、全部忘れちゃう。言葉にすると薄っぺらくなるのがすごく嫌で、振り返りは得意ではないです。

――嫌なことはすぐに忘れるタイプですか?

良かったことも悪かったこともすべて含めて忘れます(笑)。例えば「あの時はすごかった」と言われてももう過去は過去。だから“すごい人”ってあまりいないと思っているんです。

――それは具体的にどういう意味でしょうか?

今を生きていること、今見えてる人がすべてだと思うんです。「ほんとすごいよね」って言われても、私は「別にすごくないです」って言います。今、取り組んでいることに対して、見てくれる人がすごいねって言ってくれれば、「ありがとうございます」って言えるけれど、過去の結果について、すごいねって言われても、別にすごくはない。もう過ぎたことですから。

過去の振り返りが苦手と言いつつ、一つひとつの質問に丁寧に答えてくれた(写真・倉増崇史)
過去の振り返りが苦手と言いつつ、一つひとつの質問に丁寧に答えてくれた(写真・倉増崇史)

手術したことで分かった新たな気づき

――そうは言っても1年前の出来事はまだ記憶にあると思います。ヘルニア手術、米女子ツアー予選会での失格、日本女子オープンでの優勝と色々とありました。

私は今までゴルフ人生で歩みを止めたことがなかったんです。一生懸命に走っていると、前からずっと風が吹いてくるのですが、中々進めない状況が続いていました。一度でも自分がそこで止まったら、後ろのほうに吹き飛ばされてしまうイメージがあったんです。

――でも、腰の痛みから歩みを止めざるを得なかった?

そうですね。腰の痛みが極限まで来てしまって、ヘルニアの手術に踏み切ったのは一つのきっかけです。痛みがあるなかで、そのまま続けるべきかと迷っていましたが、歩みを止めたら、意外と後ろから吹いてくる風もあるんだなと思いました。がむしゃらにやってきたけれど、それだけがすべてじゃないんだっていうのをすごく実感しました。

――何か新たな気づきがあったということでしょうか?

やるべきことを整理してから、小さな一歩でも踏み出す準備をしたほうが、前に進めるんだなというのを実感したシーズンでした。例えば、クラブを握らない期間があったり、体のためにしてはいけないことも色々とあったのですが、それが自分の中ではネガティブな事だと思っていたんです。でも、体をリセットしてあげるのも前に進むための準備なんだと初めて分かった気がします。

「球技はダメ、走るのも苦手の運動音痴」

――プロになって歩みを止めなかった、というのは、早く結果を出したかったから?

結果を出したいのもそうでが、私は小さい時から運動神経があまり良くなかったんです。成長が早いタイプでもなかったので、みんなと同じだけやっても多分、うまくなれない、勝てないっていうのが自分の中にありました。

――人よりたくさん努力して練習しないと落ち着かないタイプでしょうか?

やっぱり試合に出るなら勝ちたいじゃないですか。ゴルフも勝つためにやっている。そのための準備は自分が納得するまでやりたいタイプです。

――それにしても運動神経が悪いようには見えません。

球技はまったくダメで、走るのもすごく遅かったです。本当に運動音痴ですよ(笑)

――年始のテレビ番組で「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の出演では、ボールを打ったあとはかなり豪快な走りっぷりでした。

あー!(笑)。私の走りはどうでしたか? 見た人たちが大丈夫と感じてくれているなら、トレーニングの成果が出ているということにしてください(笑)。

スコア誤記の時は「一瞬、本当にゴルフ辞めようかなと思った」という(写真・倉増崇史)
スコア誤記の時は「一瞬、本当にゴルフ辞めようかなと思った」という(写真・倉増崇史)

――少し話がそれましたが、昨年5月のヘルニア摘出手術のあと、3カ月後に復帰とかなり早かったですが、不安はありませんでしたか?

ツアーで戦う中で体と相談することが増え、それが2年くらい続いていたのですが、もどかしくも自信なくフィールドに立っていた部分がありました。子どものようにがむしゃらにやっていたい自分もいたのですが、自分の決断で手術に踏み出したのがものすごく大きかった。そこが子どもから大人になる部分だったと思います。でも、これも治ったから言える話なんですよね。

――もし手術しても治っていなかったら?とか考えるのですね。

仮に今でも腰が痛かったら、なんで手術したんだろうって思っていたのかなとか考えたりします。でも、なんとかして絶対に治していたと思います。

米ツアー予選会でスコア誤記の“真相”

――ヘルニアが治ってから挑んだ米女子ツアー予選会では、スコア誤記による失格もありました。

あれは本当に今考えてもなんでだろうって…。普段からスコアカードは長く確認するタイプなんです。パパっとサインしている感じではなくて、パット数などしっかりと確認しています。アテストが終わって、ボード側を見た時にスコアが違うと気づいたんです。おかしいし、絶対あり得ないと思ってオフィシャルの方に確認したのですが、そこでスコアカード見せられた時に間違っていたことに気づきました。なんで?と自分を疑いましたね。

――過去にそういったことは一度もなかった?

初めての経験です。もう頭の中は真っ白でした。一緒に来てくれたチームにも申し訳なかったですし、久しぶりにこんな緊張するなかで3日間プレーしたわけですから。その1つの出来事ですべてが水の泡。何にも例えられないくらい崩れ落ちるというか、脳みそが1回停止するというか……。

――すべてを投げ出したくなるくらい?

本当にゴルフやめようかなって、一瞬思ったくらいです。でも、一緒に戦ってくれたトレーナーさん、キャディさんも私のミスなのに一番悔しがってくれて、また頑張ろうと声をかけてくれました。責めることもなく。また来年目指すための一歩だと言ってくれたのがすごくありがたかったです。そもそも、日本で試合がまだ残っていたので、気持ちを切り替えなきゃいけない。

「今の若い選手たちは隙のないプレーをする」

――ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんの弟子として今も指導を受けていますが、出会ってからどのようにゴルフが変わりましたか?

影響はものすごくあります。今まで他のスポーツから動きを学ぶことがなかったのですが、ジャンボさんは運動力学的なところで、ボールにどうしたら自分の最大限のパワーが伝わるのかを教えてくれます。私も元々、飛距離の部分では結構、クラブを振れるタイプではあったのですが、上にいく球が多かったんです。インパクトをどのように前に前に押し出していけるのかを色んな器具を使ったり、トレーニングさせてもらって、少しずつ身に付いてドローも打てるようになりましたし、フェードを打つときも体の使い方について色々と教えてくれました。

――メンタル面での影響はどうでしょうか?ゴルフに対する心構えなどで教わったことは?

ジャンボさんは「体・技・心」なので、体を作って技術を磨いて、そのあとに心だと。心の部分に関しては自分で作っていく部分だと思っています。

――年間女王の山下美夢有選手や岩井明愛・千怜姉妹など、近年の若手の台頭をどのように見ていますか?

若い子と一緒にプレーするとガンガン、ピンを攻めてくるし、アプローチも上手。隙のないプレーをしてくるので、私ももっともっと頑張らないといけない。優勝争いしたときに少しでも怖い選手でいたいなというのはあります。ストロングポイントって大事じゃないですか。2~3人と競る状況になったとき、この人と回りたくないと自分も思いたくない。多分みんなそうだと思うんですよ。

昨年の日本女子オープンで優勝しギャラリーの拍手に応える原英莉花(写真・スポニチ/アフロ)
昨年の日本女子オープンで優勝しギャラリーの拍手に応える原英莉花(写真・スポニチ/アフロ)

「負けたくない気持ちがなかったらもう辞めている」

――もっと恐れられる選手になりたい?

この人と回りたくない、勝負したくないと思わせる選手にはなりたいです。でも、今の私には圧をかけられるものが特にないので、つまらないです(笑)。なので、そこは一つの課題です。

――かなりの負けず嫌いですね。

負けたくないって気持ちがなかったら、もうゴルフを辞めていると思います(笑)。そもそもが負けず嫌いですから。話が変わりますが、高校1年の時はクラスに頭がいい人が結構多くて、私、テストで最下位だったことがあったんです。さすがに恥ずかしくて、ゴルフの練習をそっちのけで、勉強した時もありました。

――勉強でも負けたくないって気持ちが芽生えた?

あまりにも悔しいから、その時はがんばって10位くらいまで上げたんです。1番ではなかったというオチですが(笑)。物理は本当に苦手でしたけど、古典がめっちゃ得意になったんですよ。それで本を読むのが好きになりました。

――どんな本を読むのですか?

自己啓発とかメンタルに関する本をよく読みます。自分のプレーの参考にすることもかなり増えましたね。

「意外と勝負強いと思っている」

――プロ1年目と比べてゴルフとの向き合い方は変わりましたか?

自分の力以上のことをトライしなくなったというか…。自分の力がどれくらいなのか分かり切るじゃないですか。過去の自分よりは、冒険をあまりしなくなったんじゃないかなって感じています。

――年を重ねて守りに入っている自分がいる?

攻めにいくのをためらったり、セーフティーにプレーしようというのは確かに出てきたりしますが、技術は上がっていますし、攻めてミスしたとしても、受け入れられるようにはなりました。

――昔は少しのミスも許せなかった?

受け入れられなかったですね。ミスしたらすぐにプチッと頭にきて、もうボギー打ったら、次は絶対にバーディ、バーディしかないだろ!みたいな(笑)。それで攻めすぎてドツボにはまっちゃうとか、大たたきしたこともありましたね。今はある程度、流れを見てプレーできているのかなと思います。

――冒険しなくなった自分が好きじゃない、とか思ったりしませんか?

ははは!(と大笑い)。でも、意外と勝負強いんじゃないかなとは感じます。自分がここだって思ったらスイッチが入るのですが、それが来るまでに石橋を叩きながらプレーしているのが何ホール続くかっていうのが、その週や1日によって違うんです。そうならないと勝負に出れないので、元々の自分のスキルをもう少しあげたいと思っています。

――もっと全体的なスキルを上げたいということでしょうか?

平凡にプレーしていてもバーディトライが打てて、バーディを取っていけるスタイルになれば楽になるなと思うんですけれど、ここぞっていう集中力がないと乗っていけないのが今の自分かなと感じています。初日にスコアが出せない、そこが自分のスタイルになってしまっているので、そこの平均値を上げていければもっと優勝争いに加われると思いますし、もっと勝負を楽しめるのかなと思っています。

――原選手はダイナミックなスイングが特徴だとは思いますが、飛距離に関しても意識はしていると思います。

体が元気だったから飛ばせた部分があるので、去年はトレーニングを積めなかった影響もあったので飛距離は落ちて当然です。でも、今年はもっと自信を持って打てるようにしたいです。今は飛距離が20ヤードくらい落ちてしまっているので、今年はそこにフォーカスしていきます。去年は今まであまり経験したことがないセカンドオナーがかなりあって、そこは自分でも納得いってないですし、自分のスタイルじゃないことも分かっています。

「私はゴルフに向いていない。下手だから(笑)」

――今年2月には25歳を迎えます。自分が想像していた25歳になれていますか?

もっと25歳って若々しいイメージだったんですけれど、自分の中では気持ちは若くなくて(笑)。もっとキラキラしているイメージがあったんです。意外ともう色々と知ってしまった感じですかね。まだこれから人生長いので、まだまだ知ることがあるのかって(笑)。

――ゴルフをする理由はなんでしょうか?お金、スポンサー、ファンのためなど色々とあると思います。

私にとってゴルフは“挑戦”です。戦いたいっていうだけなんです。その術が今はゴルフということです。もしこれで体を壊してとか、これで勝負できないってなったとしたら、他に勝負できることを見つけ出す気がしています。

「25歳なのにもう気持ちは若くない。意外と色々と知ってしまった(笑)」と笑い飛ばす(写真・倉増崇史)
「25歳なのにもう気持ちは若くない。意外と色々と知ってしまった(笑)」と笑い飛ばす(写真・倉増崇史)

――何をするにしても挑戦したいというのが生きるベースになっている?

他のことをして一流になれるのかは分からないですが、戦うために準備してっていうのがないと、たぶん、私は生きていられないと思うんです。

――その場所がたまたまゴルフだったということですね。

ありがたいことに小さいときからゴルフをやらせてもらったので、それで勝負ができて幸せですよ。

――ゴルフは自分に向いていると思いますか?

向いてないって100回以上、言っていると思います(笑)。理由は下手くそだからです。だって何回、負けていると思いますか? 中々勝てないし、負け続けているんですから。

――とはいえ、ゴルフの試合で優勝できるのはほんの一握りです。

それは頭では理解しているんです。たった1回でも勝つことでその瞬間はすごく嬉しいし、幸せで何にも代えられない。でも、1番を目指して毎日を過ごしているのに、負け続けていると、毎日下手くそだなーって思ってしまいます。

性格は「飽きっぽくて攻撃的で頑固」

――向上心の塊ですね。ここまで話を聞いていると中身が男のような印象を受けます(笑)

そうですか(笑)。でも本当に目の前の1打を見るとやっぱり前向きになるんです。もう戦うしかないなって。だから、去年は日本女子オープンで勝てたのは自分の中でものすごく大きかったなと思います。いい部分も悪い部分もあり、山あり谷ありの中でも楽しくシーズンを過ごせたと思います。

――自分の性格を自己分析すると?

うーん、なんだろう。基本的に飽きっぽいんですよ。でもプロゴルファーは今年で7年目なので、自分でもよく続いているなって思います(笑)。あと、攻撃的でかなり頑固かもしれません。あと事務的なことはできないし、なんでもこだわっちゃうタイプかなと思います。

――ゴルフ以外で何かこだわっていることはあるのでしょうか?

自分はこだわっているとは思わないのですが、周りから言われることが一つあります。靴下が絶対に5本指なんです。それ以外の時は基本的に裸足で過ごします。これ、こだわりに入ります?(笑)

――面白いエピソード、ありがとうございます(笑)。話が変わりますが、原選手は女子ツアーの中でも何かと注目されがちだと思います。その自覚はありますか?

自覚はあります(笑)。でも、私はどう見られているかを意識しているわけではなくて、自分が勝負を楽しんで、それを見てもらって、一緒に戦ってもらっているというイメージなんです。一生懸命に戦っている選手が多いから、ファンも一緒にその気持ちになってくれていると感じています。

米ツアー挑戦「最終予選会から出られるように」

――18ホールを人生に例えた場合、いま何ホール目でどの地点にいますか?

去年の5月(ヘルニア手術)には18番ホールで池ポチャ3連発くらいしていた感じです(笑)。でも、それ以降はもう1回1番ホールに戻ってプレーしている感じです。1番のバンカーで、ボールが結構難しい場所にあるんです。しかもパーセーブしなくちゃいけない状況。ここからもう1回始めるぞ!ちょっと気は抜けないよっていう状況ですね。

――今が1番ホールということは、また気持ちは新たにして2024年を迎えているということでしょうか?

そうですね。今年は海外メジャーには挑戦したいので、そのためにも前半戦でしっかり結果を残して、世界ランキングを上げて出場権を得たいです。あと、今までは常に勝ちにしかこだわりがなく、平均ストロークとかも気にしてなかったのですが、少しずつ意識していきたいし、一打一打の積み重ねを大事にしていくシーズンにしたいと思っています。昨年は失格になった米ツアーの予選会も、今年は最終予選会から出られるように世界ランキングを上げていきたいです。

――最後に。5年後、10年後の人生で何か描いていることはありますか?

私は目先の1日しか考えてないみたいです(笑)。初めてシードを取ったときにリコーにいけなくて、悔しくて、来年賞金女王になりますって言ったんです。そしたらジャンボさんに「自分の今を知れ。1勝してから言いなさい」とめちゃくちゃ怒られたんです。大きい目標を言っちゃいがちですが、この先、何があるかわからない。それが達成できないと有言実行できないとか書かれちゃう。だから、今できるときにガッとやる。そこはこれからも変わりません。

気持ちを新たに米ツアー予選会の突破を目標に日本ツアーで結果を残してく覚悟だ(写真・倉増崇史)
気持ちを新たに米ツアー予選会の突破を目標に日本ツアーで結果を残してく覚悟だ(写真・倉増崇史)

■原英莉花(はら・えりか)

1999年2月15日生まれ(24歳)。神奈川県横浜市出身。10歳からゴルフを始め、2015年の湘南学院高校時代に尾崎将司と出会い指導を受け始める。17年のプロテストは不合格となったが、18年は下部のステップ・アップ・ツアーで2勝。同年の2度目のプロテストにも合格し、「LPGA新人戦加賀電子カップ」でも優勝。レギュラーツアーは25試合に出場して賞金ランキング38位で初シードも手にした。19年「リゾートトラストレディス」でレギュラーツアー初優勝。20年は「日本女子オープン」、「JLPGAツアー選手権リコーカップ」で国内メジャー2連勝。23年は「日本女子オープン」を制し、ツアー5勝目をマークした。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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