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韓国サッカー界に激震!エースFWソン・フンミンが顔面骨折…カタールW杯出場は「手術経過後に判断」

金明昱スポーツライター
相手選手と接触し顔面骨折が判明したソン・フンミン(写真:ロイター/アフロ)

 カタール・ワールドカップまで約3週間に迫るなか、韓国サッカー界に激震が走った。

 昨季のプレミアリーグ得点王でトッテナム所属の韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)が11月1日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)グループステージのマルセイユ戦で、相手選手の肩が左目に接触。その後、顔面を骨折していることが判明し、所属クラブのトッテナムが3日に手術を受けると発表した。

 これにショックを受けているのは、韓国サッカー界。手術後の回復の状態によっては、カタールW杯に絶対的エースが抜ける可能性があるからだ。

 韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は今後、ソン・フンミンがどうなるのかについて、このように報じている。

「ケガの状態は思っているよりも深刻で、手術に踏み切った。カタールW杯を前に韓国代表には非常事態となった。大韓サッカー協会(KFA)は3日、公式チャンネルを通じて『ソン・フンミン選手は所属クラブと確認をとった結果、左目周囲の骨折で、今週中に手術をする予定だ。W杯出場可否は、手術経過を見たあとで判断する。負傷に関しては、継続的にトッテナムの医療チームと連絡を取り合っている』と公式発表した」

 早くに手術に踏み切ったのは、回復を早めてW杯出場に間に合わせるためでもあるが、ただ、それでもベストコンディションで本大会に挑むのは難しい状態に変わりはない。

 もう一つ気になるのは、カタールW杯の韓国代表メンバー発表が12日に控えていること。現状のままソン・フンミンが選ばれたとしても、14日にはカタールに向けて出発する予定で、初戦のウルグアイ戦は11月24日となる。

 それまで残り20日間しかなく、ソン・フンミンが劇的な回復を見せない限りは先発出場も難しいかもしれない。代表チームの攻撃の核でキャプテンとして精神的支柱でもあるソン・フンミンが仮に離脱するとなれば、チームの士気にも大きく影響する。

 長らく韓国代表を率いてきたパウロ・ベント監督は、W杯本大会を前に新たな悩みを抱えることになったが、まずは回復に向けた朗報を待ちたい。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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