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イ・ボミが韓国メディアに意気込み、何と語った?渋野日向子も参戦のシモーネアジアパシフィックカップ

金明昱スポーツライター
シモーネアジアパシフィックカップ大会公式サイトより

 プロゴルファーのイ・ボミが明日18日から開幕する「シモーネアジアパシフィックカップ」出場に向け、韓国メディアに意気込みを語った。

 同大会はインドネシアの首都ジャカルタにあるポンドックインダGCで行われる同大会は、アジア・ゴルフ・リーダーズフォーラム(AGLF)が設立したレディース・アジアツアー(LAT)の一つ。

 賞金総額は75万ドルで、個人戦に50万ドル、団体戦に25万ドルの賞金が用意され、アジア太平洋地域の16カ国、44人が出場。個人戦で54ホールのストロークプレーを行い、参加国別選手の点数を合算し、団体戦の順位を決める。

 出場選手の豪華さが韓国でも話題になっており、日本からは渋野日向子のほか、妹でアマチュアの暉璃子(きりこ)さん(明治大学2年)が参戦。韓国からはイ・ボミのほか、キム・ヒョージュ(米ツアー5勝)、全米女子オープン優勝経験のあるユ・ソヨン、1カ月前にプロ転向したばかりの19歳ファン・ユミンのほか、リディア・コ(ニュージーランド)、韓国系アメリカ人のイエリミ・ノ(米国)、ティファニー・チャン(香港)なども出場する。

俳優で夫のイ・ワン氏がキャディに

 韓国の聯合ニュースが現地でイ・ボミに話を聞いており、キャディを俳優で夫のイ・ワン氏が務めるという。

 実は2年前の「パク・インビ招待」で、イ・ワン氏がキャディを務めたことがあるのだが、その時はイ・ボミがアドバイスをあまり聞き入れなかったことで、成績が良くなかったとメディアに笑いながら語っていたことがった。そのことについてイ・ボミは「一緒にラウンドするときはパッティングのラインを見てくれるのですが、どうしても試合になると私がラインを読むほうが正確なので、アドバイスをあまり聞かなかったんです。それでもほとんどが夫の言葉が合っていて、正直申し訳なかったです」と笑う。

 今大会は真剣勝負の中でも、話題性もあることから、楽しむことを心掛けているイ・ボミ。

「トーナメントでは常に成績の心配をしなくてはいけないですが、今回は夫と出るので、少し気楽に挑めると思います。試合が楽しみです。イベント性の強い大会ですが、団体戦、国別対抗戦もあるようなので足を引っ張らないようにがんばりたい」

 通常のトーナメントとは違う形だが、渋野の出場する日本や韓国のゴルフファンも楽しみにしている今大会の動向に注目したい。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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