“メガネ先輩”ことキム・ウンジョンは、“因縁の相手”日本代表の印象と藤澤五月のことを忘れてはいなかった。

 2月4日から開幕する北京冬季五輪に出場する韓国カーリング女子代表が21日、江陵カーリングセンターで公開練習と会見を行った。

 2018年平昌五輪の女子カーリングで、韓国は日本と準決勝戦で対戦。韓国は銀メダル、日本は銅メダルとなったが、司令塔のスキップ役を務めたキム・ウンジョンと藤澤がクローズアップされ、時の人となった。

 そんな両者が北京五輪でも再び戦うこともあり、公開練習には韓国のみならず、日本の共同通信も取材に訪れていたという。

 会見に出席したキム・ウンジョンが、大会への意気込みを語り終えたあと、日本と藤澤の印象を語る一幕があった。

「藤澤さんとは12年前に初めて出会いました。基礎がしっかりしていてショットも正確だったとよく記憶しています。日本最高のスキップ。平昌の前はよく戦うことが多かったのですが、その時は私たちの方が勝率はまだ良かったです」

 さらに藤澤とのエピソードについてもこう語っていた。

「平昌五輪のあとに開催されたグランドスラムで、私と藤澤さんが反対側を向いて、すれ違う写真が韓国メディアに掲載されました。その写真で藤澤さんも有名になったんです。それを見ながら(藤澤さんに)『あなたもその事実を知っていますか?』と伝えて、一緒に笑った思い出があります」

2018年当時、この二人のすれ違いさまの写真が韓国のネット上に多く拡散されていた(写真・「スポーツ朝鮮」記事サイトのキャプチャー)
2018年当時、この二人のすれ違いさまの写真が韓国のネット上に多く拡散されていた(写真・「スポーツ朝鮮」記事サイトのキャプチャー)

 藤澤とキム・ウンジョンのすれ違いざまの写真は、映画のポスター風に加工されたりして、ブログやツイッター、インスタグラムなどのSNS上で拡散され話題になった。藤澤の顔と名前は韓国で瞬く間に広まった。

 競技場ではライバルだが、外に出れば仲がよく、互いにリスペクトしていることがキム・ウンジョンの言葉からよく伝わってきた。

 4年前の平昌五輪で韓国は日本に勝利した。だが、昨年12月の北京五輪出場権を賭けたプレーオフでは、日本に2度も敗れている。勢いと流れは日本に傾いているようだが、韓国としても次は負けられない。

 北京五輪では2月14日が注目の“日韓対決”となる。キム・ウンジョンら韓国カーリングメンバーは「次は我々が勝つ」と意気込んでいる。