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イニエスタに続きビジャ参戦のJリーグ意識?韓国Kリーグに“アンリ2世”?“歴代最高の外国人部隊”とは

金明昱スポーツライター
フランクフルトで乾貴士の同僚だった“アンリ2世”ルク・カスタイニョスがKリーグへ(写真:アフロ)

 2019年のJリーグは開幕戦から大きな注目を集めていた。

 特に注目されたのは元スペイン代表のイニエスタと今季新加入のビジャ、元ドイツ代表のポドルスキら“VIPトリオ”を擁するヴィッセル神戸だった。

 韓国でもヴィッセル神戸対セレッソ大阪の試合は大きく注目され、約4万人が押し寄せたヤンマースタジアム長居の盛り上がりの様子も伝えられたほどだった。

プレミア経験者と“アンリ2世”の登場?

 一方、今日から韓国で開幕するKリーグにも、そこそこ有名な外国人選手が姿を見せるという。

 韓国紙「ハンギョレ」は「Kリーグ歴代最高の強力な外国人部隊が来る!」と見出しをつけるほど。

 では、一体、どのような選手がKリーグ開幕戦に登場するのだろうか。

 今季のKリーグが最も注目しているのが、ACL初出場の慶南FCに加入した2人の外国人選手だ。一人はイングランド出身のMFジョーダン・マッチ(27歳)。

 彼はプレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズやクリスタル・パレスなどでプレーしており、アンダーの各世代でイングランド代表にも選出された経験がある。

 慶南FCに加入したもう一人は、オランダ出身FWルク・カスタイニョス(26歳)だ。

 彼はフェイエノールトの下部組織出身で、2009年にトップチームに昇格。11年にはセリエAのインテルへ完全移籍したが、1年でオランダのトゥウェンテへ移籍。

 15年にフランクフルトでは日本代表MF乾貴士とも共にプレーした。16年にスポルティング、17年にフィテッセを経て、今季からKリーグに足を踏み入れた。

 プレースタイルが元フランス代表のティエリ・アンリに似ていることから“アンリ2世”と呼ばれたこともある。

 また、インテル時代の同僚だったヴェスレイ・スナイデルは「彼は最高の選手」と言っていたという。

 その実力はいかほどか。開幕戦に注目が集まっている。

セルビアと豪州リーグの元得点王も

 他にも注目の外国人選手はいる。

 サウジアラビアのアル・イテハドから今季FCソウルにレンタル移籍したセルビア代表FWアレクサンダル・ペシッチ(26歳)だ。

 現在、日本代表DF昌子源がプレーするフランスのトゥールーズに、14年から16年まで在籍したこともあり、17年はセルビアのレッドスター・ベオグラードに移籍してリーグ35試合で25得点を記録し、得点王に輝いた。

 身長190センチの長身FWがゴール前で相手の脅威となるのは間違いない。

 また、オーストラリアリーグ得点王となった元オーストラリア代表のアダム・タガート(25歳)を獲得したのは水原三星。

 2013-14シーズンにオーストラリアのニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツでプレーし、16ゴールを挙げてリーグ得点王になった。

 その活躍が認められて、2014-16シーズンにプレミアリーグのフラムに在籍したが負傷で出番がなく、その後は母国リーグでプレーを続けた。

 水原三星に来る前は、オーストラリアのブリスベン・ロアーでプレーし、リーグ2位の11得点を決めていた。好調を維持した状態で、Kリーグ入りを果たしている。

昨季マンCから蔚山加入の選手も

 また、今季仁川ユナイテッドには“ベトナムのメッシ”と呼ばれるベトナム代表FWグエン・コン・フォンが新たに加入。

 さらに昨季7月にマンチェスター・シティから蔚山現代にレンタル移籍した元アメリカ代表のMFミケル・ディスケルド(28歳)の活躍も期待されている。

 こうしてみると、Kリーグにも欧州リーグを経験した外国人選手たちが意外にも増えていることがよく分かる。

 もちろんJリーグと比較すればネームバリューでは劣るが、これまでブラジル人選手が多かったKリーグに少しずつ欧州の波が押し寄せていると感じる。

 ACLでは日本のライバルとなるKリーグ。今後もその動向に注目だ。

スポーツライター

1977年7月27日生。大阪府出身の在日コリアン3世。朝鮮新報記者時代に社会、スポーツ、平壌での取材など幅広い分野で執筆。その後、編プロなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めたあと、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。11年からは女子プロゴルフトーナメントの取材も開始し、日韓の女子プロと親交を深める。現在はJリーグ、ACL、代表戦と女子ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。

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