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ヤクルト小川泰弘が今季最終戦で1000投球回達成、通算勝率で球団歴代4位に

菊田康彦フリーランスライター
9月28日に行われたヤクルトの今季最終戦に先発した小川(筆者撮影)

 9月28日に神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズの今季最終戦に先発した小川泰弘(29歳)が、この試合で史上356人目の通算1000投球回を達成。5回無失点ながら勝ちはつかなかったものの、通算勝率.560は球団歴代4位となった。

9月19日の阪神戦から14イニング無失点

 9月19日の阪神タイガース戦(甲子園)で2シーズンぶりの完封勝利を挙げ、通算投球回を999としていた小川。この日の読売ジャイアンツ戦で1回表2死一塁から4番の岡本和真をセンターフライに打ち取り、「1000」の大台に到達。ベンチに戻る際にはマスコットのつば九郎から記念ボードを手渡され、スタンドに向かってこれを掲げてみせた。

 小川はこの試合、5回まで71球を投げ、被安打4、与四死球1、奪三振5、失点0という内容で降板。これで前回の阪神戦から14イニング無失点となったものの、味方も無得点のままマウンドを降りたため、勝ちはつかなかった。

勝率.560は今季で引退の館山を上回る

 セ・リーグ発行の「2019年度 セントラル・リーグ記録集」にはチーム別投手通算リーダーズの項目があり、ヤクルトの「勝率」部門を見ると1位石井一久(現楽天GM).609、2位鈴木康二朗.582、3位金田正一.569、4位館山昌平.559、5位安田猛.538(1000イニング以上)となっている。

 通算65勝51敗で勝率.560の小川は、1000投球回に到達したことで、新たに4位にランクイン。今季は0勝1敗で、通算85勝68敗、勝率.556の成績で引退した館山は、来季の記録集では小川に次ぐ5位として掲載されることになる。

 今年は3年ぶり4回目の開幕投手を務めながら、5勝12敗、防御率4.57という不本意な成績に終わった小川だが、勝率が球団歴代4位にランクされることに関しては「うれしいですね。使っていただいた小川(淳司)監督と真中(満・前)監督に感謝して、あとは丈夫な体に産んでくれた母親にも感謝したいです」と話し、「これからしっかり勝ち切れるように頑張ります」と来シーズンの巻き返しを誓った。

フリーランスライター

静岡県出身。小学4年生の時にTVで観たヤクルト対巨人戦がきっかけで、ほとんど興味のなかった野球にハマり、翌年秋にワールドシリーズをTV観戦したのを機にメジャーリーグの虜に。大学卒業後、地方公務員、英会話講師などを経てフリーライターに転身した。07年からスポーツナビに不定期でMLBなどのコラムを寄稿。04~08年は『スカパーMLBライブ』、16~17年は『スポナビライブMLB』に出演した。著書に『燕軍戦記 スワローズ、14年ぶり優勝への軌跡』(カンゼン)。編集協力に『石川雅規のピッチングバイブル』(ベースボール・マガジン社)、『東京ヤクルトスワローズ語録集 燕之書』(セブン&アイ出版)。

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