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ヤンキース・チャプマンがジラルディ監督に直接謝罪

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
ジョー・ジラルディ監督に直接謝罪したアロルディス・チャプマン投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 インディアンス対ヤンキースの地区シリーズ第2戦でヤンキーズが5点差をつけながら逆転サヨナラ負けを喫したことで、インスタグラムに投稿されたジョー・ジラルディ監督を非難するコメントに、守護神のアロルディス・チャプマン投手が「いいね」をしたことで騒動になったことを受け、チャプマン投手が直接ジラルディ監督に謝罪していたことがわかった。

 その詳細を報じているのが、ニューヨークの地元紙『Newsday』だ。ヤンキースの球団職員の証言を元に構成された記事だ。

 同記事によると、チャプマン投手は7日にヤンキー・スタジアムの監督室を訪れ、ジラルディ監督に謝罪したという。同投手はその際に、地区シリーズ第2戦終了後にクリーブランドからニューヨークに戻る機内でインスタグラムを含めたSNSをチェックしていたところ、「シーズン終了後にジョーの契約が更新されないことを期待しよう。彼は本当に愚かだ」というメッセージに偶然「いいね」を押してしまい、それにまったく気づいていなかったと説明したようだ。

 またチャプマン投手は「いいね」を押していたことがわかった瞬間、すぐに「いいね」を取り消して「よくないね」に切り替えたともジラルディ監督に伝えた上で、「自分は(そんな行為をするような)人間でも、選手でもない」と謝罪したという。さらに地元紙の見解として、メッセージは英語で書かれたものだと説明し、キューバ出身のチャプマン投手が現在も、メディアの取材を受ける際は通訳を必要としている実情を書き加えている。

 一方で同じ球団職員の話として、ジラルディ監督はSNSを利用していないということで、チャプマン投手から事情を聞くまで、そんな騒動になっていることも理解していなかったとしている。

 騒動が表面化した当初は日米メディアがチーム内に不協和音が起こったと危惧していたが、これ以上拡大することはなさそうだ。しかしヤンキースがあと1敗で地区シリーズ敗退が決まる待ったなしの状況に変わりはない。このまま敗れ去るようだと、チャプマン投手に関係なく、再びジラルディ監督の批判が巻き起こってもおかしくはない状況だ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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