若きカブスが本塁打記録でMLB初の快挙を達成
30日のカブス対パイレーツ戦で、MLBに新しい歴史が加わる出来事が起こった。
3回裏、この日5番に入っていた23歳のイアン・ハップ選手がリグレー・フィールドの中断に飛び込む今季20号本塁打を放った。この瞬間、若きカブス打線がMLB初の快挙を成し遂げたのだ。
チームはここまでハップ選手以外に、クリス・ブライアント選手(25歳)、カイル・シュワバー選手(24歳)、ウィルソン・コントレラス選手(25歳)、ハビアー・バイエス選手(24歳)が20本以上の本塁打を記録しており、チーム公式ツイートによると、25歳以下の選手5人が同じシーズンに20本以上の本塁打を放つのは、MLB新記録だということだ。
それだけではない。この5選手以外にもアンソニー・リゾ選手もすでに20本塁打以上を記録しており、同一シーズンに6選手が20本以上記録したのも、1876年にチーム創設以来初めての快挙らしい。
この日の好調打線を象徴するように、17-3と大勝。8月に入って15点以上を挙げて勝利したのは4度目のことだ。
シーズン前半戦は打撃不調でチームも低迷。チーム打率は.240に留まっていたが、後半戦は.278と見違えるように打ちまくっている。それに合わせて長打率も.419から.478に飛躍しており、現在MLBで最も波に乗っている打線といっていい。
一度火がついたら止まらないのが若手チーム。ようやく下馬評通りに、2年連続地区優勝を射程圏内に捉え始めたようだ。