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マーリンズ・パークの名物モニュメントが来シーズンから姿を消す?

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
マーリンズ・パーク開業からずっと親しまれてきた名物モニュメント(写真:ロイター/アフロ)

 11日に地元メディアを中心にデレック・ジーター氏率いる投資グループとの間でマーリンズの売却合意が報じられる中、デビッド・サムソン球団社長が12日、地元メディアに対し売却合意を正式に認める発言を行った。この結果、今後はMLBのオーナー会議での投票により正式認可が下され、そこから経営権の移行が進められることになる。

 そんな矢先、売却合意についての詳細を報じているメディアの1つ『FanRag Sports』のジョン・ヘイマン記者が、興味深い内容を報告しているのだ。

 それは、新オーナー・グループが2012年に開業したマーリンズの本拠地球場『マーリンズ・パーク』に設置されている名物モニュメントを撤去する方向で検討している、というものだ。

 このモニュメントはセンター後方に設置されたもので、芸術家のレッド・グルーム氏がデザインし、総工費250万ドル(約2億7000万円)を投じたマーリンズ・パークの“ランドマーク”だ。しかしその一方で、開業当時から批判の対象にもなっており、その存在が疑問視されていたのも事実だ。

 報道によると、10月上旬にもオーナー会議で売却が正式認可されることになるが、果たして新オーナー・グループは球場の改装に着手するのだろうか?気になるところだ。

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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