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MLB最速走塁選手はレッズのビリー・ハミルトンだった

菊地慶剛スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師
MLBの最新データで最速走塁選手だと判明したレッズのビリー・ハミルトン選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

アップされた記事のタイトルは『MLB's fastest baserunners by position』(ポジション別MLB最速走塁選手)だ。走塁速度に関して様々な角度からデータを分析している。

まず走塁速度のMLB平均は秒速27フィート(時速29.6キロ)らしい。これをポジション別の平均と比較すると、最も平均が高いのが秒速28.2フィート(時速30.9キロ)の中堅手で、以下左翼手、遊撃手、二塁手、右翼手が続き平均を上回っている。それ以降は平均を下回り、三塁手、一塁手と続き、指名打者と捕手がともにで秒速25.9フィート(時速28.4キロ)で最下位だった。

さらに各ポジション別に走塁が速い選手ベスト3を紹介しているのだが、その中でも最も速い選手がレッズのビリー・ハミルトン選手で、秒速30.1フィート(時速33.0キロ)だった。

以下、ポジション別にすべての選手名及び走塁速度を紹介しておく。今後MLB観戦の際にぜひ参考にしてほしい。

●中堅手

1位:ビリー・ハミルトン選手(レッズ)、秒速30.1フィート

2位:バイロン・バクストン選手(ツインズ)、秒速29.9フィート(時速32.8キロ)

3位:ブラッドリー・ジマー選手(インディアンス)、秒速29.8フィート(時速32.7キロ)

*ポジション平均:秒速28.2フィート

●遊撃手

1位:トリア・ターナー選手(ナショナルズ)、秒速29.1フィート(時速31.9キロ)

2位:ウィルマー・ディフォ選手(ナショナルズ)、秒速28.5フィート(時速31.3キロ)

2位:ティム・アンダーソン選手(ホワイトソックス)、秒速28.5フィート

*ポジション平均:秒速27.5フィート(時速30.1キロ)

●左翼手

1位:ディライノ・デシールズ選手(レンジャーズ)、秒速29.1フィート

2位:アレン・コルドバ選手(パドレス)、秒速29.0フィート(時速31.8キロ)

3位:ベン・レベア選手(エンゼルス)、秒速28.5フィート

*ポジション平均:秒速27.5フィート

●二塁手

1位:ディー・ゴードン選手(マーリンズ)、秒速29.3フィート(時速32.2キロ)

2位:アレン・ハンソン選手(ホワイトソックス)、秒速28.7フィート(時速31.5キロ)

3位:ウィット・メリットフィールド選手(ロイヤルズ)、秒速28.6フィート(時速31.4キロ)

*ポジション平均:秒速27.4フィート(時速30.0キロ)

●右翼手

1位:ダニエル・ロバートソン選手(インディアンス)、秒速28.3フィート(時速31.1キロ)

1位:ベン・ガメル選手(マリナーズ)、秒速28.3フィート

3位:スコット・シェブラー選手(レッズ)、秒速28.2フィート

*ポジション平均:秒速27.3フィート(時速29.9キロ)

●三塁手

1位:クリス・ブライアント選手(カブス)、秒速28.2フィート

2位:ホゼ・ラミレス選手(インディアンス)、秒速28.0フィート(時速30.7キロ)

2位:エデュアルド・エスコバル選手(ツインズ)、秒速28.0フィート

*ポジション平均:26.8フィート(時速29.4キロ)

●一塁手

1位:ウィル・マイヤーズ選手(パドレス)、秒速28.5フィート

2位:エリック・ホスマー選手(ロイヤルズ)、秒速27.5フィート

2位:ジェフリー・マルテ選手(エンゼルス)、秒速27.5フィート

*ポジション平均:秒速26.2フィート(時速28.7キロ)

●指名打者

1位:コーリー・ディッカーソン選手(レイズ)、秒速27.9フィート(時速30.6キロ)

2位:ロビー・グロスマン選手(ツインス)、秒速27.5フィート

3位:リッキー・ウィークスJr選手(レイズ)、秒速26.9フィート(時速29.5キロ)

*ポジション平均:秒速25.9フィート

●捕手

1位:JT・レアルムート選手(マーリンズ)、秒速28.7フィート

2位:ウィルソン・コントレラス選手(カブス)、秒速27.5フィート

3位:オースティン・バーンズ選手(ドジャース)、秒速27.3フィート

*ポジション平均:25.9フィート

スポーツライター/近畿大学・大阪国際大学非常勤講師

1993年から米国を拠点にライター活動を開始。95年の野茂投手のドジャース入りで本格的なスポーツ取材を始め、20年以上に渡り米国の4大プロスポーツをはじめ様々な競技のスポーツ取材を経験する。また取材を通じて多くの一流アスリートと交流しながらスポーツが持つ魅力、可能性を認識し、社会におけるスポーツが果たすべき役割を研究テーマにする。2017年から日本に拠点を移し取材活動を続ける傍ら、非常勤講師として近畿大学で教壇に立ち大学アスリートを対象にスポーツについて論じる。在米中は取材や個人旅行で全50州に足を運び、各地事情にも精通している。

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