東京で初雪 いつから大雪に?

東京の大雪シーズンは1月から2月(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 4日夜、東京都心で初雪が降った。一年間の雪日数は平均して10日程度だが、今後も暖冬が続くため、例年以上に低気圧の影響を受けやすい見通し。

大手町で最後の初雪

 東京都心は4日午後11時半にみぞれが降り、平年より1日遅く、昨年より8日早い初雪となりました。

5日午前0時の推計気象分布(気象庁ホームページより)
5日午前0時の推計気象分布(気象庁ホームページより)

 東京の初雪は気象庁構内で、職員の目視によって観測しています。現在の庁舎は1964年東京オリンピックが開催された年に千代田区大手町に新築され、以後56年に渡って、東京の初雪を観測してきました。気象庁はこの秋、虎ノ門へ移転するため、大手町で初雪を観測するのはこれが最後になるでしょう。

雪日数に変化なし

 東京では一年間に、平均すると10日くらい雪が降ります。そのほとんどがちらつく程度で、4日夜の初雪のように、雨に雪が混じる降り方では気がつかない場合も多いです。一年間の雪日数をグラフにするとご覧のとおり。雪が多い年もあれば、少ない年もあり、暖かい冬が普通になっても、雪日数に大きな変化はないようです。

【東京】雪日数の変化をみたもの(1962年~2019年寒候年、著者作成)
【東京】雪日数の変化をみたもの(1962年~2019年寒候年、著者作成)

大雪は忘れたころに

 しかし、大雪注意報クラスになると状況は変わります。一日に5センチ以上の雪が降った日をグラフにすると、ある傾向がみえてきました。

 大雪となった日が突出して多かった年に着目すると、おおよそ15年間隔です(たとえば1984年の7日、1969年・1998年・2014年の3日など)。

【東京】日降雪量5センチ以上の日数(1962年~2019年寒候年、著者作成)
【東京】日降雪量5センチ以上の日数(1962年~2019年寒候年、著者作成)

 つまり、東京の雪はそのほとんどが積もらない降り方だけれども、大雪の記憶が薄れたころにドカッと降るようです。大雪は忘れたころにやってくる、でしょうか。だから、首都圏の大雪対策はなかなか進まないのかもしれません。

低気圧が頻繁に

 この先1か月の予想をみると、冬型の気圧配置は弱く、一時的とみられます。

地上気圧予測図(1月4日から31日までを予想した図、気象庁ホームページより)
地上気圧予測図(1月4日から31日までを予想した図、気象庁ホームページより)

 地上気圧予測図では日本の南海上の気圧が平年と比べ低く予想されています。これは低気圧が頻繁に太平洋側を通過する可能性があるということ。そうなると、関東地方は冬晴れが少なく、天気が崩れやすくなります。東京は雨か、雪か、やきもきする日がいつも以上に多くなりそうです。

【参考資料】

気象庁:1か月予報、2020年1月2日発表