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【NHL】2020年が待ちきれない! 1万席のシーズンチケットが12分で完売!!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
2020年にシアトルに新チーム誕生(Courtesy:@NHLSeattle_)

 NHLのレギュラーシーズンは、トレードデッドラインを過ぎて、いよいよ佳境に差し掛かりました。

 今季のNHLで最も特筆されるのは、ベガス ゴールデンナイツの大躍進!

 「NHL31番目のチーム」として今季から加盟したベガスは、エクスパンション(新規加盟)チームの創設初年度の最多勝利数を早々と塗り替え、ウエスタン カンファレンス(15チーム)のトップで、プレーオフ進出を果たしそうなほどの強さを、見せつけています。

▼32番目のチームはシアトル

 そんなベガスに続けとばかり、「32番目のチーム」として名乗りを上げたのは、「シアトル」(アメリカ・ワシントン州)です。

 昨年6月には、エド・マレー市長(当時)が、かつてNBAチームのホームコートだったキーアリーナの改修プランを決定。

 さらに、昨年末に開催されたNHLの代表者会議に於いて、シアトルからの新規加盟への申請を進めていくことが確認され、同じく新チーム招致の声が高まっていたケベックシティ(カナダ・ケベック州)を尻目に、2020年秋からのNHL参戦への動きが加速し始めています。

 

▼ホームゲームのチケット販売を開始

 その一つとして、シアトルはNHLへの新規加盟に先駆け、ホームゲームのチケット販売を開始。

 シーズンチケット(年間席)の販売を、デポジット(預り金)方式で、昨日から始めたところ、わずか12分で10000枚が売れたのに始まって、シーズンシート以外も含めると、「25000枚」ものチケットが購入され、シアトルが目標値としていた「(全ての席を合わせて)10000枚」を大きく上回りました。

▼シアトルでホッケーフィーバーが続く!

 ホームゲームのチケット販売に先駆けて、シアトルの中心部にあり、街のランドマークになっているスペースニードルで、2020年からのNHL加盟へのシンボルマークを記した旗を掲げて、気運を高めました。

 NHLの公式戦が見られるのは、東京でのオリンピックとパラリンピックよりも後になりますが、これからシアトルでは”ホッケーフィーバー"が続いていきそうです。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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