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せまる大学入学共通テスト万全で受験するには?直前・当日の過ごし方の注意点~増補版

石渡嶺司大学ジャーナリスト
(提供:イメージマート)

※本稿は「せまる大学入学共通テスト万全で受験するには?直前・当日の過ごし方の注意点」(2022年1月13日公開)の増補版です。

具体的には

◆難化予想が出回る「2年目のジンクス」→共通テストの概要について200字加筆/写真1枚追加

◆試験直前~別室受験・追試験の申請→新規項目・700字加筆

◆試験当日~持ち物は→昼食について200字加筆

◆試験当日~自家用車・タクシー等の移動は?→新規項目・900字加筆

合計、約2000字の加筆となります。

◆難化予想が出回る「2年目のジンクス」

大学入学共通テスト(以下「共通テスト」と略)も2年目となりました。今年は今月15日(土曜)、16日(日曜)に実施されます。

コロナ禍での大学入学共通テスト(以下「共通テスト」と略)も2年目となりました。

今年は今月15日(土曜)、16日(日曜)に実施されます。

すでに出願は締め切られており、大学入試センター公表によると、今年の出願者数は53万367人、前年より0.9%減となりました。

共通テストの成績を合否判定として利用する大学は全ての国公立大学、それと私立大も533校が利用します。私立大学は2021年時点で619校(文部科学省・学校基本調査)なので、ほとんどの私立大学が合否判定に利用しています。

さて、この共通テスト、今年、教育関係者の間で話題となっているのが難化予想です。2020年まで31年間続いたセンター試験に比べ、共通テストは読解力も求められる試験に変化しています。数学I・Aにおける2次関数の問題を例にしましょう。2020年センター試験では問題文が1枚で収まっていました。しかし、2021年の共通テストでは短距離100メートル走を例に問題文が4枚となっています。

2021年共通テスト「数学Ⅰ・A」の2次関数の問題(大学入試センターサイトより)。センター試験時代に比べ問題文の分量は4倍に
2021年共通テスト「数学Ⅰ・A」の2次関数の問題(大学入試センターサイトより)。センター試験時代に比べ問題文の分量は4倍に

2020年センター試験「数学Ⅰ・A」の2次関数の問題(大学入試センターサイトより)。問題文は1枚。上記の共通テストと比べると差は明らか
2020年センター試験「数学Ⅰ・A」の2次関数の問題(大学入試センターサイトより)。問題文は1枚。上記の共通テストと比べると差は明らか

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大学ジャーナリスト

1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。 大学・就活などで何かあればメディア出演が急増しやすい。 就活・高校生進路などで大学・短大や高校での講演も多い。 ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。 主な著書に『改訂版 大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ/累計7万部)など累計31冊・65万部。 2023年1月に『ゼロから始める 就活まるごとガイド2025年版』(講談社)を刊行予定。

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